2020年12月06日 (日) |
2020年関西学生リーグDiv.1トーナメント決勝戦 |
久々にコメントをしておかないと忘れてしまうには惜しいなぁ・・という内容でした。
立命はやっていることは間違っておらず、全て正しい。しかも、いずれも高いレベルで実現している。なのに勝負で破れてしまう怪奇現象。そんな試合でした。そして、よくよく見ると実は少しずつ足りないからなのだろうなーというのが分かってきました。まだまだフットボールってのは奥が深いです。だが必要以上にそれを指摘して批判してもしょうがないです。ましてやこんな年だからね。
最も議論を呼んでいるのは4Qのゴール前で立命がインセプを喫したシーンでのコール。試合後の宰相君との会話。
ド「どうします?」
ボ「わしならQBカウンター連発。試合終盤でもランは出したいからその布石も兼ねて。」
ド「私はワイドサイドに単騎で木村を置いて付きにくいスラント。エンドーゾーンの地面に叩きつけるパスで」
ボ「そもそもFGでええやんね」
ド「そもそもFGで十分です」
とまあ、やっぱりあのプレーはちょっとちがうよなーって感想を持ったのです。
ゴール前での立命攻撃のパスのチョイスに批判が集まっているがパスをコールする事自体はありえる事だったりする。
いやもちろんランで行くべきと王国は思っていますよ今でも。で、立命OCがパスを選んだであろうポイントは想像するに3つじゃないかしら。
1:13プレー連続ランの後の意表をつくパス。
2:野沢は判断力・実践力に長けておりインセプを喫する可能性は低い。
3:DBとのマッチアップでレシーバは圧倒的に優位。
こう並べて書くとパスが言うほど酷い選択ではないのがわかります。特に(これは誰も語らないが)一番大事なのは最後のマッチアップです。立命OCにパスをコールした理由を問いただすと、こう答えるはず「そもそもDB竹原があんなにリアクション良く入ってくるとは誰も思わないじゃんか(怒)」。そう。その通りです。方や立命のエースレシーバ。方や去年からポジショニングや判断が悪く長いパスを要所で通されてきたDB。対峙した段階で攻撃が勝ってます。おまけにパス自体はインセプ回避の為、しっかり超低めに投じられています。だけど事故にあってしまった。こんな事故を確実に回避するには、もう一歩踏み込まないといけなかったのでしょう。
ターゲットを確実に予定通りにダウンフィールドに出す。プレーアクションで確実に守備のカバーを剥がす。投げるor投げ捨てるの判断の時間をQBに十分与えるためスプリントする。もろもろの、もう一工夫が必要だったのでしょうねー。KGが偶にわざわざバックサイドからモーションしてきたFLや、バンプを食らわないFBをエンドゾーンに送り出してフリーにさせ、ご丁寧にプレーアクションでTDを決めたりしてます。ええ、たとえ短い距離でもです。しかも糞ヤヤコシいモーション・シフトからややこしいブロッキングの初見のプレーでわざわざ刈り取りに来るのは「相手の奇跡を可能なまでに減らす」のが目的なんだなーと認識を新たにした次第です。やり過ぎに思えて実はアレぐらいやってちょうど良いって事なのかもね。
その意味では誰もロクに褒めてないけど、最後まで警戒し続けた竹原を褒めて良いと思います。「あー又ランやー、行かれたー」「またランやー!ヤバイー」「またランやんけー・はっ!・・・これはこの後、絶対パスくるわ!」「・・・あーもう次こそパスやわヤバイ(大汗)」「もうパスやわ。しかも絶対、俺狙われるわー(泣)」「絶対、俺んとこやわ間違いない(悲鳴)!!」「絶対くる!!」「きたーーーー!」いやナイスプレーでした。
個人的には、やっぱりですけどランで押すべきと思いましたね。#42が足がつってしまうのは計算に入れて欲しかった。そして消耗を抑えるのにQBをもっと動かして欲しかったですねー。どんなスーパープレーヤでも、否、だからこそ3Q終盤から4Qにはパフォーマンスが落ちるじゃんか。これまでもチームを問わず攻守の大黒柱が終盤に倒れ込むのを何度も見てきたはず。孤軍奮闘のQBしかり、広大な守備範囲を走り回ったSFしかりです。#42も同じ結果になるのです。でもリードしている以上、時間消費は必須。最後までランを出し続けるにはキャリアを増やすしかない。#42の代わりになるRBなんていません。でも別の驚異を与えられるバックスが居るじゃないですか。パスという驚異を与えながら走ることのできるQBというバックスが。#42と#26が交代でキャリーして繋いできたロングドライブ。連続キャリ-は最高3回だったと思うのですが、合間にもっとQBに持たせりゃいいのにと強く思いました。
結果論かもしれんけど・・大事なのはメリハリと「細かい一捻り」なのかしらね
もう一つ気になったのは、この立命のポゼッションのモードです。13プレー連続ランは良いのですがハドルの間隔がちょっと短いんです。ハリアップに割と近い。これ相手守備はボロボロになりますが攻撃もヘトヘトになります。前者を狙っての事だとは思いますが、仮にそうであっても流石にゴール前まで来たら、一息ついても良かったのでは?エンドゾーンを割る気でいたのであればタイムアウトを取っても良かったのではないですかね。
ちなみに2年前のWJBでも4Qに同様のリズムでKGのゴール前ににじり寄ったことがありました。リードしているのに時間消費など一切気にせずに、です。ダメ押しのTDが欲しかったとしか思えないのですが、しかしFGで終わってしまった。あれをやり直したかったのでしょうか。でも今回はFGで十分だったよねー。力勝負を挑み相手を疲れさせる所にしか勝機がなかったのか?そうではないと思うのですけどねー。
他にもハードカウントの局面では、なぜSGでQBではなくWCでRB立川でやったのか?とか、立川のSet位置が?とか、センターは反応する予定はあったの?とかちょっと疑問でした。件のロング・ランドライブは立川が主役でしたが実はWCではなくSGからRBが持ってるケースばかりですよ。あとはその直後のP庭山の投入。QB兼任で多彩なフェイクプレーの驚異を与える点で有効ですが、強い風下からあの局面で1年生に蹴らせるのはチョット酷かと思いましたよ。
・ラン中心のポゼッションで消耗戦を挑むのは正解。でも仕上げは別モードでも可。
・立川と心中は納得。ただし本当に心中はダメ。QB含めて皆で最後まで走って。
・TD狙うのはパスならパスでも可。でも一工夫したパスで奇跡の防止を。
・ハードカウントは良いけど、より嫌がられる隊形で且つ慣れたQBで確実に。
・フェイクプレーの驚異を与えるのは理解。でもこの時はより確実に返せるパンターを。
どれも正解なのだけど、さらに細かいもう一捻りの積み重ねがあれば結果は真逆で立命の大勝になってたのではないかしら。力の拮抗した相手との試合だと無駄と思われるぐらい細かい工夫が必要なんだなって事を今更ながら感じた試合でした。神は細部に宿るとは良くいうたもんだと改めて思いましたねー。それと・・・覚悟は十分出来てるとは思うのですが、ここぞという所で思い切ってチャレンジして欲しかったなぁ。だって4年も甲子園に行ってないんだよ。この10年で1回だけだよ。リスク背負ってプレーして良いのよ?ゴール前はラン2回で良かったじゃん。TD取れなくてもセフティは狙えたし3andOutに追い込んで敵陣で時間消費したらもう勝ちだよ。それにQBはもっと走らせたって良いのよ。消耗する可能性はあるけどさ、表現悪いがQB擦り潰してでも勝ちに行って良いと思うよ。あとハードカウントした後、ギャンブルしても良いのよ。パントフェイクでプレーしても良いのよ。それで負けたとしても監督が「全て私の責任」と言ってくれるよ。言ってくれるんだから逆にKGが嫌がる事を思い切ってもっとやって欲しかったなぁー。リスクはあって当たり前じゃん?。
密かに幾つかチャレンジして奇跡的に賭けに勝ったのが効いているKG
試合終盤でもあまり慌てた様子がなかったのは風下の3Qで実質2FGを決めて自信を深め、「勝負は風上になる4Qじゃ!」そういうモードだったのかもしれません。ただアッサリ決めて感があるので目立ちませんが、KGは結構リスキーなチャレンジをしとります。しかも複数回。
件のインターセプトでエンドゾーンを守った直後の最初のプレーで、糸川にロングパスを通してレッドゾーンからの脱出に成功しています。
過去に似たシチュエーションで伊豆から松井へのパスで一気に脱出したプレーがあるが狙いは全く同じです。ただしコレ実際にはかなりの大バクチ。QBはエンドゾーンに居る。ロングルートの為、パスプロの時間も長い。サックされたら即セフティで失点。失敗すれば残り2プレーでダウン更新せざるを得なくなり、もしパントになれば相手の攻撃は自陣から迎えることになる。これで実質終戦です。糸川が最速DB#3に競り勝って捕球したがチョットタイミングずれたら不成功でしたよ。若いラインもパスプロをよく持たせました。
同様に3Qのギャンブルにしてもギリギリのプレーでした。最初のターゲットではない#2梅津が縦押しした後「あー、これヤバそう」と思って偶々カムバックできたから決まっただけ。これも投げるタイミングはワンチャンスしかないプレーで、そもそも当初意図したプレーは失敗しているのです。
最後のポゼッションで#4に2度パスが続けて通って延べ50ヤード以上を稼ぎ、これがドライブのキーゲインになっています。ただし試合後のインタビューで分かるように、どうやらこれも当初の狙い通りではなかったようです。ちなみに最初に#4に通って敵陣35ヤードまで前進したパスは、実は2年前の逆転FGに繋がるポゼッションで阿部に通してロングゲインしたパスと全く同じ隊形でプレーもほぼ同じでした。
右のトリプルバンチ。河原林(2年前は小田)が縦にDBを引っ張り上げる。梅津(山下)が内にリリースし奥野の正面のゾーンへ。鈴木(阿部)は一旦外に振ってから内に入る。2年前は阿部が内に入る前にフリーになったのでそこでパスをヒット。そのまま縦に切れ上がってロングゲイン。今年は縦のスペースは少なかったせいか内側の梅津のゾーンの奥にディレイで進入。奥野はそこで待ち構えたようにドンピシャでパスをヒットさせています。オプションルートで最初から鈴木が第一ターゲットだったのかもね。ソックリなシチュエーションで過去と全く同じプレー。コールする側もプレーする側も結構なクソ度胸が必要だったのではないかしら。今後も大事な試合でこのプレーは出すかもしれませんな。
かように要所要所でチャレンジを敢行しパスユニットがことごとくスーパーに機能。その積み重ねでドライブを続行できたからこそ成立した試合であり、内容的には狙った通りの展開には持ち込めていませんでした。細かく見ればKG攻撃はブロッキングを理解していない上級生のおかげでゲインできないプレーがありましたよ。ガッツリ決まったのは3Qのアンバランスラインからの#21の独走(1月11日の文に記載のアンバランスプレーですね)。一方でライスでの#21の独走TDプレーには立命守備はちゃんと対応していました。準備不足でプレーの精度も低い状況でKGが勝てたのは奇跡に近いです。そもそも攻守共に4年生が少な過ぎます。その4年生にしても下級生から出場してきた者ばかり。上級生はことごとく1、2年生に抜かされているって事で、コレははっきり申し上げて酷い状況ですよ。この後の試合までに、どこまで積み上げられるか不明ですが悔いなく過ごしてほしいですね。
以上 |
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2020年01月11日 (土) |
本当にありがとう本当にさようならライスボウル。年齢を重ねると昔と違ってプレーじゃなくて組織対応とか役割とか教育とかが気になってイカンよ。次シーズンは純粋に試合の話だけをしたいなぁ! |
ライスボウル お疲れ様でした
試合は実質前半で終わりなので前半の結果を2倍した56対14辺りが本来の最終スコアでしょう。富士通が後半から攻守共に露骨にメンバーを落としプレーも変えたので38対14になっただけ。これが日本一決定戦なんてPanasonicやシーガルズから苦情は出ないのかしらね(笑)。
KGはWJBに続いてタレント的に通用するメンバーにボールを集める方針だった模様。なので三宅・鶴留がフル回転。三宅フェイクの奥野、三宅フェイクの鶴留、鶴留ワイルドキャット、三宅へのパスなどを要所で披露。ワイドユニットのブロック専任陣(#9,#88など)の活躍なのか思いの外オープンのプレーが出たりした。また三宅の中央に加えて今年控えてきた奥野のキーパーやQBカウンターも思ったより出た。コールしたのも意外だし出たのもちょっと意外。なのでオプションをもっとやっても良かったかもね。奥野の負傷リスク回避のため山中を使ってQBを走らせるプレーをすると思ったのだが結局やらず。ちょっと勿体無かったような気がする。RBもスピードのある斎藤や渡邊を三宅とローテーション・併用させるとか、パスのある安西をワイルドキャットで鶴留と併用するなどで、三宅を軸に豊富なバックス陣を生かして地上戦を挑んで欲しかったなー。バリエーション広がるんで結構相手も嫌がったと思うのだけどね。でも序盤に点差をつけられた上に失点を防ぐのも困難な状況だとランではなくパスに活路を見出したくなるわな。その意味では本当に総力戦を挑んだのかどうかは個人的には最後まで疑問でした。攻撃はもう一本は取れただろうけど、取ったら相手がもう一本取るだけなので勝敗は動きませんわね。まー各ポゼッションの1stコールも結果も良かったので結構ダウン更新できた。よって社会人相手に多少は組み合えたように感じた試合でした。
攻撃で目立った工夫としては前出のオープンプレーを出す策として何度か見せたアンバランスフォーメーションがある。ストロングサイドのラインの真後ろにセットしたTEと、これまたストロングサイドからモーションで動かしたFLをブロッカーとして纏めて一気にウィークサイドに流し込む。狭いサイドに展開する事で美しくはないブロックだったが確実に5y程度のゲインを稼ぐことができていました。シンプルで有効な作戦でしたな。守備はサック然らずんば失点かのブリッツ祭り。春から課題だったDBが最後までダメで「投げられたら終わりなんだからQB捕まえるしかないやろ(怒)」という香山コーチの叫びが聞こえるかのような展開。ここまでしつこく繰り返すとは思いませんでした。感動。去年も今年も決して日本一を狙える力量だったとは思えません。でもここまで辿り着けたのはある種、感動的でした。なんにせ攻守蹴とも頑張りました。ありがとうございます。そして大変お疲れ様でした。
今年も一瞬だけ盛り上がってますね
さて例によってライスボウル存続問題がネット上でも期間限定で賑やかですが(※)、そんな中で「一体誰のためのライスボウルなのか?」「そもそも何のための試合なのか?」そんな疑問を持つ人がSNSを見てると増えているようです。大変頼もしいですね。日本のフットボールに関係する組織の中で、一体どこが機能していないのか、そいつは何故機能してないのか?。その辺りが今後詳らかになっていくと良いですね。
毎年漫然と試合を続けるだけで何の方針・ビジョンも無ければプランも無い社会人協会。加えてライス実行委員会からは安全面を軽視するかの発言が出たりと、これらの団体の組織としての対応力や自己変革能力の無さがバレバレになっています。昨今は外部への発信の対応を誤れば即座に中央組織としてダメ出しされる面倒な世の中なんですよ。もういい加減に学習しよう。(どの企業も団体も「面倒くせー」と言いながら学んでいるよ?。小うるさいヒゲのおっさんは居なくなっても今後も同じように苦言を呈する者は出てきます。必ず出ます。まともに対応できない組織の方が問題視されるのです。)
そうこうしている間にKGのディレクターからライスについての改善要望が正式に書面で出される段取りが進んでしまっている。怖い。提言した去年ではなく今年。しかも予告付きで出されるところが(一見優しさに見えるが)この人の恐ろしいところです。怖さの意味が分かるよね?
その一方で現場であるチームや選手の血の出るような努力でプレーのレベルだけがグイグイ向上してますが・・・・一体、社会人フットボールはこれから何処に行くつもりなんですかね?。それが既に決まってりゃ現行ライスの存続か廃止か改変かなんて普通に判断できるはずです。ちなみに俺、全く知らんわ(笑)。きっと社会人のファンの方はこっそり協会の人から伺ってるんですよね?。社会人の将来を気にしない訳ないよね?。方向性やビジョンが存在しない訳ないよね?是非、教えて欲しいですわ。お願いします。
ライスの代案についてですが3月に日本代表が久々に召集されて試合をするそうなので、この辺りが(ライスに代わる)新たなボウルゲームのヒントになると良いですな。まあ鍵はこの3月の企画に3万人集まるのかどうか?ライスと同等の利益が出るのか?そこだけの気がしますがねー。あとライスの見直しの時期は、海外や国内の組織間の交渉・調整に要する時間を考えると学生の全日本トーナメントの見直しのタイミングと上手く合わせるのが最適かなー。タイミングの面以外でもこの学生側の再編の動きを理由にすれば愚鈍な連中も腰を上げやすくなるでしょ。「学生側の意見を尊重したのだ」「我々は従来どおりで良いと考えているが止むを得ない」と理由づけりゃ社会人側は誰も傷つかないで方針変更ができる。かように学生を悪者にすればスポンサーへの説明も楽。これオススメの作戦ですよ理一郎!。
あらかじめ評価されない勝利
で、昨年も同時期に触れましたが・・・・まーライスに限って言うと社会人チームってのは本当に気の毒ですね。
なんせ試合の報道なんて学生側の監督の話題ばかりで、それ以外は芸能人の姉がチアに居るって話?。4連覇の偉業はその次の扱いだもんね。そりゃ少数ながら存在するだろうファンもキレてるだろうねー。まあキレんのは良いけど、これ学生側に何の責任も無いから学生に八つ当たりしないでね。悲しいけど、これが現実なのよ。なんでこんな事になっちゃってるかというと理由は2点あると思う。
一つはライスでの社会人勝利は今やニュースバリューとしては(申し訳ないが)高くないとマスコミで評価されてるって事。今年は鳥内ラストゲームだった分だけ余計に富士通に焦点あたらないという不幸はあったものの、そもそも「勝って当たり前の試合」で勝っても勝者は取り上げられんでしょ。逆にJXBの激闘は結構派手に報道されたじゃん。これが証左だよ。グラントのハードリングなんか試合中継していない民放でもフォーカスされてたぜ。これが然るべきXリーグの扱いなんだよ。もっとこういう扱いをされて欲しいのよ。逆にライスボウルだけが試合としておかしいのよ。競技の発展を考えたら力量の関係は正常な状態になったのだが、同時に今やカードとしては異常なモノになったって事なんだよ。
もう一つ良くないのは社会人側の情報発信が弱いって事。社会人のチームからも選手からもファンからも協会からも日常的に情報発信が足りんのじゃないかしら。特にマスコミ対応含めて大事な所での協会の動きの悪さが気になるわ(あの2年間塩漬けの動画チャンネルは何とかならんのかね)。おそらくマスコミ各社への働きかけすらも普段から恒常的に足らんのじゃないかしら?。もしかして「今後メジャースポーツには成らない」ってのが協会の方針なの?スポンサー集めて小ぢんまりと試合を続けていくのが狙いなの?もしやチームにも選手にも緘口令をひいてないよね?構成するチームはもはやクラブ主体なのにマスコミ対応は(最低限しかやらないっていう)実業団時代のモードのままなんですかね。もうちょっと工夫して目立つ努力をしないとね。メジャーになる努力をしない癖にマイナーである事を嘆かないでいただきたいね。そもそも勝ち取った成果や素晴らしい取り組みを外部に強力にアピールしないのは出資してくれているスポンサーに対して結構問題あるよね。それに気づいてますか?
露出を増やすのは価値を高める上で大事な要素
ちなみにマスコミ対応という意味では、来年以降は名物のヒゲのおっさんの記者会見が無い分、ライスの報道なんて試合前・試合後とも今回よりズッと減るかもよ。っつーかさ、社会人側も露出で工夫しなさいよ。実業団なので堅苦しい対応しかできないっていうのかい?もしくはProactiveな動きは禁止なの?俺なら今年の試合前記者会見に高木とグラントの二人を呼ぶわ。高木のここまでの挑戦・成長の足跡と、グラントのスーパープレーと日常生活を紹介するわ。どちらも目立つし試合中も見つけやすいキープレーヤーだ。夢を追う日本人選手と本場出身の陽気なスーパープレーヤー。彼らを上手くフィーチャーすりゃウケる。チームが外人ばかりじゃないって事に加えて、社会人選手の大変さも競技レベルの高さも同時にアピールできる。そうすりゃ働く仲間に勇気を与えると思うし職場でのXリーグの選手を見る目だって変わってくる。これは結果的に選手・スタッフ・関係者の全員の活動を助けることになるんだよ。加えて多様性やグローバル感を出せるから富士通の企業イメージもUPするでしょうが。だからもっとXリーグを売る努力を日頃からしなさいよ。協会もチームもファンも売りもしないで売れない売れないと言ったらだめだよ。いわんや、もうマイナーで良いから放っておいてくれと引き込もるなど愚の骨頂。引きこもりたい奴は黙って去りたまえ。
露出を増やし存在を知らしめるのは価値を高める上で大事な要素。だって最後は自らの「価値」が外に伝わらないと何の意味もないから。「社会人でもプロじゃないよ」と説明されりゃ・・・社会人≠プロ ∴ 社会人=実業団=仕事しないで練習ばっかりしてる=強くて当たり前。と、この公式で認識してるニワカな人は今でも沢山いるんじゃない?でも実際はそんな楽な環境じゃないじゃん。チームや選手や関係者が一生懸命やってんのに、その苦労や大変さが評価されないのは伝えきれていないから。それは発信力の弱さ・下手さが原因でしょ。それ以外の何者でもないと思うんですがね。
ビジョンとリーダーシップを示せ
脱線したが・・・勝った者が正当に評価されにくいこんなカードは辞めようじゃないか。この試合で、依って立つものも目指すものも異なる同士が対戦しても互いに不幸な状況が続くだけだ。応援するファンにしても同様。このカードは情報量の不足からくる無知や誤解(※)から無用な軋轢を呼ぶばかりだよ。なんせ応援のスタイル一つとっても学生と社会人で志向が全く違うんだから。社会人ではクラウドノイズやPA使った応援は普通なんだろうが学生では非常識。文化が違うのよ。だけどね、対戦するからと言ってどちらかが自らのスタイルを押し付けるような性質のものでは無いんだよ。
もうマジで止めようぜ、こんな企画。本当に気分悪い。マイナーという意味ではロックバンドや極左集団が隅っこで喧嘩してるのと大差ないわ。「あいつらロックじゃねえ」「反革命め」と無駄な啀み合いしてるようなもんだよ。誰が興味あんのよ。ぶっちゃけカネの話を除けば双方辞めたって構わないはずだよ。特に社会人は自前企画のJXBをもっと伸ばしなよ。あと2万人余計に呼べばライスの利益分ぐらいでるでしょ。自前の興行で食っていきなよ。それがそもそもの目標じゃ無かったのかい?もう十分可能でしょうがー。まだ学生側の金と名前が必要なのかい?。
この30年の間、社会人の環境って良くなったのかな。何か成果はあったのかな。一度ビシッと耳を揃えて出していただきたいですわ。競技レベルの向上は素晴らしい成果の一つだけど、それでこれからどうするんだっけ?
何を目指すのか、何処をゴールにするのか、いいかげんにハッキリさせようや。ハッキリさせてから活動されてはいかが?プロ化めざすならそう宣言しようよ。実業団リーグに回帰するならそう宣言しようよ。過去に何処かで誰かが明示的に示したか?してないよね。それが無いからこの30年の検証もできないし学びも無いんでしょ?現状の評価も判断もできないんでしょ?。せっかく生み出した成果も強くアピールもできないんでしょ?
君ら社会人協会は事業をやってるのかパトロンに金出してもらって大人の遊びをやってるのかどっちよ?。いつまでも遊んでても構わないが、次に景気が悪くなったらどうすんの?もう即壊滅でいいのか?そうなったら(言いたくはないが)社会人を伸ばす為に学生側が30年以上の間、ライスボウルを経由して払った様々な対価。君らコレにどう応えてくれんの?。
社会人はチームも選手もファンも現場は精一杯やっている。だがこの中央組織のダメっぷりだけは許せんよ。ビジョンも示さない、リーダーシップもない。だから俺は社会人が嫌いなのよ。
負けるなよ他のスポーツに!遅れるなよ後発のスポーツに!トップリーグとしての責任を果たしてくれ!
(※)ロクに知りもしないのにトートーと語る人がゴマンといるSNS時代ですからモチロン事実誤認に基づくコメントも多いですわ。俺の知る限り書いとくが目立つのはこんな内容。
・社会人の練習の環境が向上した=これ特には向上はしていない。恵まれているチームもあるが一方で某I.B.など練習グラウンドとして使わせてもらってた某T大学にシーズン途中に利用を断られたので、練習のたびに異なるグラウンドを転々としていたよ。Topチームでさえこれよ。以前より悪化しとる。環境は二極化してるんじゃないかい?。
・社会人の方が取り組む状況が良くなった=正しくない。個人スポンサードを受けている者、プロ契約を受けている者など極一部は良くなっている。そこは進歩。それ以外は以前から変わらないか若しくは悪化している。
・セミプロ相手の試合だ=実業団は3チームのみでしょ。Xリーグは今や設立当初の狙いが外れて大半がクラブチーム。これじゃセミプロのリーグとは言えない。おまけにセミプロ=かつての実業団スポーツのイメージで見られると明らかにミスリードを産む。これがいかん。
・プロチームに勝てるわけない=プロチームじゃない。プロ契約選手が何名か居るだけ。たとえばP.I.のQBはプロ契約。自分自身で地元放送局のテレビで言ってた。
・外人相手に勝てるわけない=外人に負けてるのではなくレベルアップしたチームは外人の参加がトリガーになってるという事。中でも外人によるコーチングの効果が大きい。そしていまやリーグ全般がそうだ。
・外人相手に怪我人が出る=外人だからではない。外人以外の選手も当たりを含めてレベルの差が顕著になっているということ。ただし外人とは体格差やパワー・スピードの差は歴然として存在し、当たった経験の無い者にとって1対1でのヒットは極端にダメージが大きい(これは当たり前)。
・クラウドノイズは社会人が自粛した=そんな取り決めの存在を裏付ける情報がない。序盤から大差がついて競り合う展開にならなかったので発生しなかったと考えるのが妥当。
・クラウドノイズはやめるべき=ヤメにゃいかん理由はない。対策していればさほど影響はない。試合に直接影響しないなら文化の違い(マナーや作法)に制限・調整は不要。もし影響あるなら双方で相談すりゃいい話。
・PAの応援がうるさい=社会人では許されているらしい。今に始まった事ではない。上記と同じ。
・学生側で怪我人が大量発生=交代選手を用いた頻繁なローテーションで予防はしている。結果怪我人は大量に発生はしたが幸いにして殆どが試合に復帰している。今季の学生代表は過去最多の試合をこなしてきたので負傷を押して出場する選手が多かった為と考えるのが妥当。
・学生は最後は頑張った。見せ場を作った。=頑張ったのは事実だろうが、点を取れたのは相手が力を抜いたから。社会人は強い。頑張ったぐらいでは点は取れない。
・リターンしなかったのは怪我防止だ=それもあるが実際は「せやけど三宅、イケる思ったらいつでも行ってええから」と誰かに言われていたのでしょう多分。でないと毎回ブロック打たないし。前半はカバーチームの動きを確認してたのだと思う。
・JXBは実業団社員の福利厚生だ=平日の夜開催される事と今年が実業団同士のカードであった事から動員を想像してのコメントと思うが、クラブチームにとってはちょっと違う。言うほど強制力ない。(この実業団モードっぽい開催日程も問題といえば問題)。
・学生側は日程が厳しい=学生側の自分たちの都合で試合数・試合間隔がそうなっているだけで、社会人側に何かを要求するような事項ではない。明らかな社会人への言いがかり。学生の東西の試合数格差についても同じ。
・点差が大きい試合は社会人同士、学生同士でも存在する=経験の蓄積、競技人口の世代分布、チームメンバーの構成経緯などから社会人の方がレベルが上位なるのは構造的に自明。覆しようがない。上位下位が確定した関係のセグメント間での試合は無意味。その現れの一つが点差であるという事に過ぎない。
・ライスは(出場選手・プレー・点数など)各種ハンデをつければ良い=その瞬間からこの試合は日本一決定戦ではなくなり、ただのエキシビジョンマッチになる。エキシで良いならもっと良いやり方が他に幾らでもある。
もうキリが無いのでもうやめる。ちなみに私の眺めた限りで恐縮だが「ライスの廃止に伴い日本一を決める場所がなくなるので継続すべき」という声はなかった。「ではどうやって日本一を決めるのか?」という疑問もなかった。必要性を痛切に感じる者が居なくなるほどの力量の差だという事でしょうよ。そもそも大学・社会人でセグメント跨いで対戦して日本一を決める必要性は全く一切これっぽっちも存在しないからね。社会人、大学、高校、各セグメントで日本一を決めりゃいいだけ。それで何の不都合もありません。日本で一番強いチームは?と聞かれりゃJXBの勝者と答えりゃ良いだろ。必要なら、なぜそう答えるかを説明してやりゃいい。第一、多くのメジャースポーツがそういう構造になってるだろ?説明すらも不要かもな。あと学生と社会人の交流なんて春シーズンに今でもやってる個別の交流戦で十分でしょ?。力量差の継続的な把握にもなるしね。
以上 |
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2019年12月26日 (木) |
ユーたち、勝って良かったけどサ。でもそれで良い訳?いや俺は別にええねんけどな。うん、俺はええねんけど、ユーたち、それで本当に良い訳?
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先日TVで「明石家さんまが「かまへんかまへん」と言ってる時は実はカナリ機嫌が悪い」というエピソードを見て「大王さんが「いや俺は別にええねんけどな。全然ええねんで?。ええねんけどー」と言って諸々指摘される時って結構ブチ切れてますよねー」と職場で笑顔で言われたのを思い出しました。一緒か。
俺は別にええねんけどな
俺は別にええねんけどな。WJBにしろ甲子園にしろ自慢のワイドユニットは何処?何処に行ったのさ?去年からの実績組である#81、#4に続くのが#1、#12の1年生って(笑)。上級生は何処で何やってんのかしら。特に80番台は雁首揃えて底上げゼロなん?タイトな日程で且つ試合数が増える可能性があるのに層を厚くできないのは致命的ジャんか。過去直近のチームはワイドユニットが大変充実していましたよ。普通に2プラトーン組めてたジャん。それでライスまで辿り着いて勝負してたんでしょ?。今年はチョッとその次元ではないよねー。阿部さん頼りか?阿部先輩怪我したら終わりやんか。それとランが出ない出ないって、それは攻撃ラインナップだけの責任じゃないやん?。WR、IRのブロックは?上手くはなかったよねー。WJBでまんまと決まったプレーでは皆素晴らしいブロックだった。だけど、そんで?他のプレーでは何で上手くいかないの?もう今更劇的にスキルアップなんてできないから、ライスじゃせめてハンドオフやピッチを受けてフルスプリントでLOSに飛び込むぐらいの役割は担ってほしいっスね。キャッチもブロックも諸々のテクニックも及ばなくてもランナーの仕事ぐらいは出来るでしょうから。モーション・シフトからキャリアになって捨て身で突入して欲しいです!
そんでな、これも別にええねんけどWJB立命戦。今更言うてもアレですけどね、獲得13ヤードだった最終節よりは増加したもののランプレーはあんなんで良いの?三宅の2TDと鶴留リバース2回で稼いだ距離だけじゃん。これはランプレーを出せるようにしました!とは言わんでしょ?。マスコミも何が「ラン攻撃復活」やねん。攻撃は点は取ったけど得点したポゼッション以外の攻撃のお寒い事。凍死するかと思ったわ。特に時間消費の観点で相変わらず厳しい結果なのは変わらんよね。なまじ視野の広いQB奥野は一様に広がったセカンダリを見ると(全部見えちゃうので)投げるところが無いように見えるんでしょうかね。インセプを喫しなかったのは評価できますが本来意図したプレーが出来てたとは言い難いでしょ?。そんでWJBでは奥野を走らせるプレーも繰り出してたけど、これも全く出ないってのはかなりダメ。試合前のデザインの段階で既に負けてたって事でしょ。守備が終盤までフィットネスをある程度維持できたのと立命攻撃が足踏みしてたので結果は一見快勝に見えますが、攻撃は準備も含めて「勝った」と言うてはいかんのではないかしら?
そうや、別にええねんけどな、甲子園も同じやで?あれは攻撃より守備が問題なんちゃう?。もう長いパス行かれ過ぎやで。DBなんか選手固定できない位に弱いのはバレてるんだから理解と連携くらいはチャンとしようよ。名指しせんけどCB頑張ってな。っつーか早稲田がブレナンにもっとパス集めてたら普通にKG負けてたんじゃないかしらね。相手が気取って的を散らしてくれたから助かってるだけなのでは?。ちなみに早稲田は過去最高に良かったですよ。波木時代と雲泥の差。攻守蹴全てに工夫があったし準備も出来てました。プレーも凄くよく出来てた。QBも逃げながら投げられてるし成長してるよ。この先は当面の間は優勝候補筆頭は揺るがんねー。とても良い感じです。あとは負けてようが勝ち越そうが相手の嫌がる事を最後までやらにゃーイカンねー。綺麗に勝つことを考えずに、もっと泥臭く底意地悪くやればよいかと。そしたら次は相手によってはバッチリ勝てるはず。ただしその時は高岡監督の顔がかなり意地悪な顔になってるはず。(ヒゲのおっちゃんなんか見てみ?いつも表情変わらんでしょ。自分の目の前でオンサイドキックに成功しても表情一つ変えない。これは常に悪だくみをしているからなのですよ。いいんです悪党に見えたって。勝つのが目的ですから。)
あー、でもビッグゲーム直前にOB相手にガチの練習したり、QBがヒットする練習したりってのはヤメたほうが良いです。OBは良かれと思ってマジで当たってきます。そんでQBは替えの効かないポジションなので腕とか手とか軽く傷めただけでパフォーマンス変わるから。どのチームもやらないように気をつけてるはずなのに、それでもなぜか怪我する人が発生するのよねー。
わるだくみの気配がする
いやそもそもね・・・・確かに今年のKGの選手の起用は例年と比べてチョッとおかしい。試合の間隔や試合数を考えたらそりゃ理解はできます。でもね。RBだってローテで使えるのが6枚はあるのに、試合毎の起用の絞りっぷりはどうなん?と思いますよ。QBも同様。去年は当たりに弱い奥野の代わりに4年生の2人が代わりにバンバン走ってくれて、ようやくWJB勝ったんじゃん。今年、奥野が一人で投げて走ってカバーできる訳ないじゃんか?
プレーのバリエーションも絞って無いかい?。WJBへのトーナメントにしてもリーグ戦の終盤にしても、過去は必ず用意してた勝負所の此処一番プレーが見られない。WJBのTDプレー2つだけじゃん(この2つはどハマりで素晴らしかった)。そもそもモーション・シフトから出すプレーが少ないわ。起用の少なかった勝部へのパスや、フェイクバック鶴留へのスローバック、大村へのスピードスイープとか起用を控えてた選手を突然使ったというだけでプレーとしては新規性は低いものばかり。つまりは基本の普通プレーばっかりじゃないの?。そりゃー攻撃はなかなか出ないでしょうよ。奥野も山ほど捕まるわい。その後の甲子園だってワンチェックしたTEへのショベルぐらいでしょ?プレーを練ってないわー。そんで出してないわー。
唯一許せる裏事情がただ一つある。頼むからこうであってほしいわ。「ドームで勝つ為にリーグ戦からプレーも選手の起用もかなり絞ってたんです。」「先に対策されたり、対戦前に怪我人が増えても困りますしねー(笑)」「スペシャルプレーだけじゃ外人はじめとするXのプレーヤーには通用しないでしょ?通常のプレーも隠しておいて最後に出さないとね」「あー、ワイドユニットのブロックですか?もう、どうせフリーになれないんで80番台はランブロックのコンビネーションばっかり山ほど練習させたんですわ」「まー8月から死んだ振りですわ。わはは。」という種明かしを1月3日にしてくれ。そしてそれは監督を胴上げした後でお願いするわ。でないと、ユー!DIE!
ただし甲子園を見た限り、こんな裏事情も多分無いってのもホボ無いってのも分かったんですけどネ。そんな余裕無いわなー。死んだふりなのか本当に死んでんのかはライスボウルで分かるかも知れん。なので確認の為に観に行きます(笑)。
最後に
WJBでの立命。QB荒木のパスが安定しなかったのが大変残念でした。空いてるのにショートしたり微妙にタイミング合わずで決めきれない。これが散見されてドライブの継続ならずってのが敗因でしょうよ。的は空いてたんだから後はFiled上での選手のExecutionのレベルの問題よ。コールの問題じゃ無いです。明らかに試合の最初からリーグ戦とはパスの質が違うんで、何処かしら傷んだ状態で先発してたんじゃないかしら?と思ってます。んー、もしそうだったらこの日は試合の頭から2年生と併用したらアカンかったのかなぁ。今年の荒木はモメンタムを掴めていないと見るや「ワシがダウン更新してリズム作ったる。見とけ!」と言わんばかりに果敢に走る様がリーグ戦でもよく見られたので、その能力とガッツに期するものがチームとしてはあったんだろうけど。でもそこに過剰に期待や依存をせずに、堅く実を取る選択はなかったんかなー。実情は知る由も無いけどさ「荒木、今日は併用やで!勝つために絶対併用や!」とコーチ陣が大人の判断をしてくれたら良かったのに。ちなみにコーチ陣の指導に疑問を呈するとしたら、この選手起用の点だけであって他には無いと思うよ。結果で判断だと言うならば去年は2敗で2位。今年は1勝1敗で優勝。改善されてるじゃん?。何も問題ないよね?
あと古橋監督が「約束は最初から2年」とか「不甲斐ない監督はやめたほうがいい」とかフニャフニャ言うてますが、こんなんは表だって言わんでもええねんで?。いや言うてもええけど「勝ち負けは全て監督の責任」「学生を勝たせられなくて申し訳ない」と必ず言おうや。でないと学生が必要以上に萎縮するじゃん。そんで過剰に責任感じおる。加えて「古橋はただのワガママで無責任な監督なんか?」と勘ぐられちまう。これ個人だけでなくはチームも含めてただただ損するだけよ。誰も得せえへんやん?(もちろん学生の奮起を促す目的の発言なら分からんでも無いけど、そんな意図の有無をワシら測り知りようが無いからねぇ。)っつーかさ。今アンタ以外に誰が務まるのよ。米倉さんは社会人で実績積んでる最中。橋詰さんは名門日大の再立ち上げに汗かいとる。二人とも苦労してるけどええ感じで活躍中や。彼らは当分帰って来ないやろ。彼らの人生やフットボール界の事を考えたら今の仕事を納得いくまでやってもらって、それからでないとチームに呼び戻せないわなー。今はアンタがチームを勝たせながら人も育てなアカンのよ。経緯も背景も何も知らんのにクドクド言ってすまないが、事情が許されるなら絶対続けて欲しいなぁ。そんで来年は古橋・橋詰対決の甲子園を目指したらええやんか。
憎そいヒゲのおっさんは、もうおらん。次はあんたが「憎そい坊主」にならなリーグは盛り上がらんのやで。それがトップチームの指導者の負うべき責任やとわしゃ思うよ。
以上 |
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2019年12月24日 (火) |
ユー、バックペダルで徳俵に猛ダッシュしてるよ。
相変わらずビジョンもプランも無いからこうなるんだよ。ユー、Die! |
王国は今だにホームページ(笑。Blogですら無い)に文章を書くことしかやっておらず、あらゆるSNSに参加していません。時代遅れ。河島英五。なのでそういう所に書いたことも無ければ誰かにコンタクトした事もないです。でもネット上のいろんなSNSやらBlogやらは読んだりしてます。この人は賢いなぁと思う人が沢山いるし、そうじゃない人もまぁまぁいる。ただもう年末年始になると雑音がうるさいのでネットを見るのも憂鬱になります。何の雑音かって?ライスボウルありかた問題ですわ。もう迎賓館でライス廃止を謳ったのは17年前?かしらね。いよいよリアルに弊害の方が大きくなりそうなのに本当に何も変わらない。全くの時代遅れ。河島英五。正月前なのでキリよく語っておきます。デトックス行為。今年の汚れ今年のうちに。
その1:毎度、鳥内監督がクドクド言ってますが
活動する上でカネが必要なのは分かっている。
P社とのスポンサード契約期間が残ってるのも分かっている。
だからエキシビではなく日本一決定戦と謳わざるを得ないのも分かる。
おまけにこれに代わる新しい企画がすぐに思いつかないのも分かる。
よって試合には参加もするし、参加する以上はBestを尽くす。
だが、いつまでもこれを続ける気なのか?
うやむやにして続けてたら諸々のリスクだけが増えるぞ。大丈夫なのか。
すぐに変えられなくても変える為の計画ぐらいは出せよ。
本人に勿論聞いてはいないが行動・発言から状況証拠的に鳥内監督(以降おっさん)は、そう問うていると理解するのが正しいんじゃないだろか。これ極めて真っ当な主張だよ。責任あるポジションにいる大人として常識的な主張よ。そしてライスボウルを変えるにしても変えないにしても詳らかにしなければならない事がある。もう誰でも思いつくよね。社会人のビジョンと方向性だよ。つまりこの先のXリーグは(おっさんの著書のタイトルじゃないが)「どんなリーグになんねん。どんな姿をめざすねん」です。協会はそれを明確に述べなければならない。それが無ければ実行委員会はライスボウルの位置付け(=開催の意義)を語る事ができないからです。これが無いがためにネット上では毎年不毛なパケットの無駄遣いと不毛な軋轢が発生する。見苦しい。そして気の毒。
そして昨年のおっさんの発言から1年も待って出てきたコメントが(公式なのかどうか知らんが)アンな内容(笑)で、ちょっとビックリ(サンケイスポーツ報道12月15日ライスボウル実行委員長発言)。
「社会人に挑戦する価値がないとは考えていない。強化の余地はまだある」そりゃ当たり前の話よね。コレ何でもそうよ?どんな挑戦にも価値はあるし現状への強化の余地はあるよ。そんな事は誰にでもわかる。で?それが何?ちなみに学生と社会人の力量差の構造的な背景を全く理解しようとしていない。その癖、先々の力量差の存在は否定どころか肯定までしている。
「提言がきていない」に至っては「え?提言が無いと何もしない人たちなの?」と勘ぐりたくなる。現状は未来永劫正しいと信じているらしい。加えて実行委員として自分に企画の責任があるという意識が薄い。
今、試合として、興行として有意か?と問うている。問題あると思わんのか?と問うてる。だが進むべき方向性が無いからライスの位置付けがわからない。位置付けがわからないから現状の是非の評価、ズレの有無の確認ができない。結果、正当な背景を持って「現在のライスボウルは有意だ」と強く主張できない。なので一般論しか言えない。また「提言が無い云々」のくだりは、自力で自分達のあり方の見直しをする能力が組織に存在しないと白状してるのと同じだ。これらの一連のコメントって試合の開催・運営だけを請け負っている外注業者のそれとなんら変わらないじゃんか。ビジョンも方向性もなく当事者能力も無い。誰かにやれと言われた事を毎年唯々諾々とやってるだけだよ。大丈夫なん?実行委員会は。
皆さん、事業体として、かような反応しかできない中央組織と協力して事に当たるのは難しいってのを理解いただけるでしょう。おっさんの発言も含めてだが、何かにつけて「(社会人側に対して)学生側が非協力的だ、自分勝手だ」という声も一部ネット上にあるようだが、でもね、こんなモードやスピード感に合わせていたら自分たちの責任領域で進化させられる事までできなくなってしまうよね。それが分からないかしら。今や危機感の共有ができない相手とは付き合っていられない。安定している時期ならともかく、変わらなければならない時にこういう存在との協業はそのままリスクになるのよ。だから組もうとせずに自分勝手に進めるんだろう。それを指して非協力的というなら非協力的な方を高く評価するべきではないのかねぇ。
その2:見れば見るほど時代遅れな対応が目立つ悲しさ
いやーしかしこんなに酷いと思わなかったし指摘もしたくは無かったけど。細かい点を見れば何かと一連の対応に沢山アラが目立つので・・・どうやら本当に本当に組織対応がダメなんだろうね。もう彼らは語れば語るほどボロがでてくるのだが。例えばね・・・ゼロ回答では無いにしろ、もう、どうしてこんなに対応がまずいのかしら・・・まずクドクドとおっさんが言ってる件についての対応はこうするべきでした
・現場からのヒアリングを十分行い、その上で安全面を評価する。
・念の為に安全を担保する仕組みを新たに用意する。
・ライスの枠組みのあり方はxxxという体制でxx迄に見直し実施予定。
やる事はこの3つでいいだろ?。何故やらないか不思議。これをやっておけば全て丸く収まるどころか協会の株は一気に跳ね上がる。もちろん鳥内監督も何も言えやしない。黙って頷くだけよ。それなのに、ヒアリングはしないで適当な評価を下す。仕組みは何やらあるようだが、肝心のライスの枠組み見直しには有耶無耶で煙に巻く回答だ。いや確かに現場の声は神の声とばかりに無分別に汲みあげろとは言わないよ。だが手間はかかっても「声を聞くアクション」は何かしら絶対必要だったろ?。
かように実行委員長以下がデタラメな対応をした結果「もし今回重篤な負傷者が出たら自らが過剰なまでに悪者になるリスクを自らの手で極端に増大させた」わけだ。あーあ。自業自得。いや背任行為。そしてあまりにも悪手。バックペダルで徳俵に猛ダッシュ。俺はもう本当に知らんよ?。
極め付けは実行委員長自らが「(学生と社会人の間で)将来的に競技レベルの乖離は発生する」「その時は重篤な負傷者が発生する」と認識し「その際は対応が必要」と言っている事実。で?アンタ達は何を合図に対応を開始するの?。既に現場の責任者から「もう今の時点でマジでヤバイよ」というアラートが上がっている。これに現時点で十分に応じていない中央組織が、果たして如何にして「その時」を察知して対応できるのかしらね。フィールドで誰かが死んで初めて察知すんのか?。対応するのは今でしょ?アラートの上がっている今でしょ?だからヒゲのおっちゃんは改めてもう一回言ってるのよ?。「怪我人・死人が出てからじゃ遅い」という分かりやすい言葉でね。炭鉱のカナリアが信用できないからカナリアが死ぬまで作業するの?何時代だよ。
事が起きた時に「現場の声を黙殺し民主的な運営もせず、なおかつ選手の安全を重視しない団体」として指弾されても知らないぞー。この経緯だと鳥内=善人、実行委員会=悪人の構図にすぐになっちまうぞー。世間にはまだ危険なスポーツだと思ってる人が沢山いるんだぜ?今センシティブに動けないその神経が理解できませんわ。
その3:落ち着いて考えれば何が正しい対応なのか、すぐ分かる話
鳥内監督の話が出たついでに・・このおっさんに対して「そこまで言うならライス辞退しろ」だの「批判しておいて参加するのか」という声もネット上にあるが、スポンサーとの契約期間が残っているのにソレを簡単に反故にできると思う?約束と異なるレギュレーションの試合を開催する訳ないでしょ?日本一決定戦だからプルデンシャルは金払ってんだろが。もしかして2020年1月3日開催試合から早速レギュレーションが変わると思ってた?ありえんでしょ。責任ある立場の人間なら誰だって「今年の継続開催」には同意するよ。加えて、そもそもマトモな民主的な団体なら参加と批判は両立して当たり前だ。それとな、このおっさんはライスボウル初挑戦の新参者の監督じゃないんだよ。94年から2019年までライスに断続的に監督として参加しているんだよ、それ知ってた?彼以上に社会人の実力のレベルアップ変遷を評価できる人はおらんだろ。他に誰か居るかい?確かに対マスコミでは何から何まで本当のことをコレっぽっちも言わない狸親父だが、普通に普通の大人の判断ができる人間よ。そしてこと安全に関してはちょっとは信用できる人間だと思うぞ。無駄に敬意を払う必要はない。だが冷静に背景を見りゃ、おっさんは何らおかしなことはしていないってのが分かるはずだ。
加えて去年からのおっさんの発言に対して「腰抜け」だの「秩序を乱す懲罰扱いの発言だ」という指摘をするバカまでいる。それは又別の意味でおかしいでしょ(笑)?。奴隷根性の染み付いた田舎者でないとこんなトンデモ発言出ませんよ。それともこの競技の協会はどこかの独裁国家なんですか?そもそもチームも選手も奴隷じゃ無いんだから。おかしい事はおかしいと発言するのは当然でしょ。それを批判する奴はこの組織は民主的な運営ができない団体として公然と認めてるって事だよ。且つそれに盲目的に加担していると見なされるけど構わないですか?。鳥内憎しなんだから想像するに学生が憎い、関西が憎いと言ってはばからない連中と概ね層が同じなのだろうよ。自動的に社会人のファンになるんだろうけどさ、もしかして君ら子供か(笑)。社会人のファンよ、君らがやるべきことはネット上の学生ファンや行儀の悪い関西の連中を叩くことではない。ライス廃止派に無意味なインネンをつける事ではない。そんな下らん事にエネルギーを使わんでよろしい。よく考えたら分かる。やるべき事は孤立無援の社会人チームの味方をし、だらしのない社会人の中央組織を批判する事だよ。そして社会人を学生とのシガラミから解放する事だよ。
社会人のモラールに苦しむ姿は誰も全く気にならないのかしら?
学生側は「負けて元々。失うモノ無し」から「最後の記念に」まで様々な形・レベルでモチベーションを維持してライスボウルに臨めるだろう。でも社会人側はそうはいかん。「負ければ大恥」「勝って当たり前」だが仮に圧勝でもすれば「弱いものいじめ」と叩かれる。でも手を抜けば「忖度」「茶番」と指弾される。つまりは勝っても負けてもダメだしされる訳だよ。王者になったのに、こんな理不尽あるか?過去に藤田元HCが「正直やりにくい」と言ったのも当然だわ。むろんHCだけでなく選手も然りだろう。一方で貴重な収入源であるボウルゲーム開催には否定的なスタンスは取れない。かといって急遽レギュレーションを変えて試合をする事も許されない。じゃあ練り上げたベストプレーを封印したり、共に戦った外人選手を外してプレーするのか?彼らだって1シーズンを一緒に戦ったチームの一員だぜ。そんな事はできないよ。苦労して社会人優勝チームになったのに最後の最後にこんな仕打ちを受けてまで日本一とやらを決めにゃいかんのか?。加えて、そうやってモラールに悩み苦しんだ上で格下相手をボコボコにタコ殴りにする事で最後に「貴重な収益」に貢献する訳だ。口の悪い奴は直ぐに「有料試合の名を借りた公開処刑」「学生を半殺しにして金を得る殺戮ショー」と言い出すよ。
君ら社会人のファンはこの現状を放置するのかい?誰も彼らのモラールの問題を一顧だにしないよな?君たちですら。君ら一体誰を応援してるんだい?ライスを見直す事は結果的にこの辛い状況から社会人を救う事になる。その他にも学生・社会人双方に大きなメリットがある。やらなきゃ損だよ。見方を変えればね、単に発展段階に応じたゴールを設けてやるだけの話だよ。社会人には新しいゴールが必要な時だ。だからライスを変えましょと廃止派は言っているんだ。
それから学生と社会人の乖離に否定的な人にも言っておくよ。
今年のJXB見たかい?面白かったよね。グラント君凄かったよね。もっと見たいよね。JXBはもう何年も前から国内のボウルゲームで安定して一番面白い試合だよ。そしてこの先、まだまだ集客は伸びるよ。この際、色々な制限を外して解禁すればより観客に対して訴求力が大幅に上がる。そうなりゃサッカーなぞに負けはせぬ。チャントやコールは無いけれどクラウドノイズは凄いよ。ゴールパフォーマンスより楽しいTDセレブレーションだってある。外人枠も拡大すりゃスーパープレイも沢山見られる。加えてハーフタイムショーやチアリーダーの存在は他のスポーツ興行と明確に差別化できるアドバンテージだよ。プロの歌手が2曲も3曲も歌うスポーツの試合なんて他にあるかい?
な?他のスポーツと競争して勝つには、そしてさらなる発展をするには、社会人フットボールは学生のそれと別の競技になるのが自明だと分かるだろ?それが自然だと分かるだろ?そしてそれが許される環境にあるんだよ。この競技の魅力を考えれば考えるほど学生と社会人は乖離して良いんだよ。そして社会人が発展してプロプレーヤーが誕生すれば高校、大学のフットボールの位置付けが強化されるんだよ。結果的に日本のフットボール全体の発展に寄与するんだよ。
かように一見、ライスボウルのレギュレーション変更問題に見えるが、その先には新しいフェーズに向けての大事な分岐点が見えてるのが分からないかい?このチャンスを逃したら、次のスポンサード契約期間の終了まで有料公開処刑が続き評判はダダ下がり。収益も低下。そしてXリーグの発展にもブレーキがかかるんだが・・・ユー達は本当にそれを選ぶのかい?少なくともおっさん憎しの不毛な反発心からライス存続を叫ぶのは愚の骨頂。長い目で見りゃ本当に誰も得をしない。むしろ背任行為よ。
その4:血の入れ替えしかないのか
これだけチャンスが転がってて、環境も背景も揃っているのに何の改革や見直しもできないんじゃ・・・金輪際何もできない競技団体と思われてしまう。スポンサーもCFLも離れていくかもしれない。本気でそれを心配している。外人は見極めドライよ。そして引くときは早いよ?
現場は手弁当で発展に向けて進んでいるのに肝心の中央組織だけがついて行っていない悲しさ。北米のプロリーグという協力者も得て今後の可能性の溢れている世界なのに本当に残念だよ。事業としての魅力をまとめてアピールして優秀な人材を外部から集めて血の入れ替えをしないと社会人は新しいフェーズには行けない状態なのかもしれない。もちろん日本のフットボールもだよ。いや確かに現在上手く進められている部分はあるよ。国際化などは典型でCFLやTSLとのアライアンスはこれまでは順調じゃん。素晴らしい。こういうこれまで無かった又は手薄だった分野については新たに事を進めやすいんだろうさ。(古株が手をつけていない又は失敗している分野だから余計な口を挟まれる事も少なかろう。当然無駄なシガラミも薄いだろうし。)かような新しく合理的な活動をスピード感を持って進められているので、おそらく危機感自体は組織には存在するのだろう。一方でライス実行委のオトボケなコメントには開いた口が塞がらないが、もう、この団体は是々非々で判断するしかないんだろうな。想像するに、そもそも自分たちが今、事業体としてビジネスの世界で試される立場にあるってのを実は分かっていない人がいるんじゃないだろか。ダメな所が目立つのでビジョンもプランもガバナンスも乏しい試合運営だけやってる組織に見えてしまうよ。そんでせっかく機能している部分がスポイルされちまう。これは全く悲しい現実だよ。
なんだこれ。フットボールの話じゃ無いじゃん!ほとんど仕事や組織の話じゃんか!つまらん!次は試合の話をするよ?。
以上 |
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2019年12月04日 (水) |
ユー、12月8日は朝からGAORAでも見ちゃいなよ。どうせ東京じゃワタリガラスがオレンジ農園を食い荒らすだけだし。啄む程度じゃダメだよ。跡形も無く食い散らかすぐらいでないとね!カラス除けネットには気をつけようね!
あとさ、Xリーグさ、TSLとの提携でミスったら、ユー、DIE! |
某CS放送で1977年の関西学院と京都大学の試合が放映されることになりました。まだ関京戦という言葉は存在していない時期の試合で、この両チームの対戦が注目され始めた当初の名勝負と言われた試合です。
まあ昨今は関京戦といっても優勝決定戦になる事は残念ながらほぼ無いのが実情です。なので一般の人はおろか若いフットボールファンにとっても「この試合は何?なんで放映すんの?」みたいなモノでしょう。なんせ最後に京都が勝利した試合は2004年。最後までもつれたと言えるものでも2009年で10年前になりますからね。加えて他の学生スポーツと同様に関西学生リーグもレジャー全般の中で以前ほどのプレゼンスは既に無く、集客力も話題性も目に見えて落ちています。放映の意味合いや位置付けがピンとこなくてもしょうが無いです(*1)。
まーそんな中で「もうこの際だから当面の利益確保の為に一定の年齢層から上の人たちに楽しんでもらおう。」「金は年寄りから集めてそれを使って若者に訴求する手立てを講じよう」という事なのでしょうか。高齢ファンをターゲットにしたこの手の「過去の試合のおさらい企画」がCS放送で複数開始しています。懐かしくていいんですけどねー。ただ企画としては前向きなんだか後ろ向きなんだか。バックペダル踏みながら迷走してるようなもんですかねー。で、こんな機会でもないと過去の試合に今更触れられないでしょうから、この際なのでチョロっと語っておこうかなと思います。
ちなみにこの試合が何でこんなに有名なのかってポイントは3つです。
・団体競技で当時の国立が私立強豪に勝てそうな競技なんかロクに存在していなかった事。
・数年前から徐々にキャッチアップしてきた京大がついにKGを追い越すと言われた年であった事。
・そのKGは甲子園4連覇中で日本一の存在であり、試合自体が大変な接戦であった事。
前年のリーグ戦でKGは京大に完封負けをしています。ただし直後のプレーオフで逆に快勝して甲子園にたどり着きました。でも明けたこの年の春の西日本選手権(だったと思う)では、KGは京大に完敗を喫していたのです。これはもー「今年から京大の時代!」と皆が期待して当たり前ですわな。加えて(稀にスーパーアスリートの登場する個人競技ではなく)団体競技なもんだから社会的注目度も当然高くなります。しかも勝てば日本一になるかもよ?なんです。
どうして雨の中、屋根もないのにアホみたいに大勢の客が入ってんのか。選手は選手で最初から最後までアホみたいにガツガツ激突してんのかって、そういう経緯があったからなのですわ。この背景を知っておかないと、ただの昔の試合です。そうねぇ。東大が年を重ねるごとに順位を上げてついに法政や早稲田や日大を倒し優勝するシーズンが来た!と思えば何となく想像できるかしらね。これをイメージできない想像力の貧困なユーはDie!。
次に大事な事。40年以上も昔の試合に新しいものを求めちゃダメですよ?。
放映を見てすぐわかるように、サイズ、パワー、スピード、テクニック、戦術、果ては試合の運営から応援まで、どれを取り上げても現在のフットボールのレベルには及びません。当たり前です。大昔の試合なんだから。王貞治が本塁打世界記録を更新した頃ですぜ?今年60歳で定年で会社辞めた人が18歳の高校生の頃の試合だからね?
京大のQBなんてフェイスが二本棒ですし、テレビでは25秒計の表示は無いしゲームクロックも偶に画面に映るだけ。いわんやダウンアンドディスタンスの表示なんかありません。
なのでなので。この試合はどういう目で観たら良いのか。思うに注目すべき点は2つだけです。
まず一つ目は選手たちの試合への(敢えてこう呼びますが)狂人的な姿勢・意欲です。かっこよく言うと精神性。アホみたいな速いスピードで守備がキャリアに集まりカツカツカツと痛そうな音がします。怖いです。かなり怖いです。そして試合の最後の最後まで両チームとも集中を切らす様子はカケラもありません。またニヤついたりチャラけている人は(一人ぐらいいいても良いのに)一人もいません。
加えて試合前から肩を脱臼する奴がいたり、脳震盪を起こしてもサイドラインに一旦出すけど手当せず放置するだけ(試合に戻す気満々)とか・・・。もう野蛮すぎて君らどれだけ勝ちたいんやと。原始人かと。問いただしたくなる程です。
もう一つは両チームのプレーのスタイル、いわば試合運びのスタイルです。
これは「今とどこか違うのか」という点を確認するつもりで見ると面白いです。結論から言うと(特に関学は)今とほぼ変わりません。スプレッドオフェンス全盛でマルチプルオフェンスに取り組む昨今でこそ、その色は薄れてはきましたが特に80年代、90年代と両者の試合を見ていた向きには「あーこの両チームは、こんな70年代の大昔からズッとこんな感じでやりあってたんだねー」と感じる部分があると思いますよ。この試合で見られて且つ、その後の試合でも見られたスタイルはどんなモノだったかと。王国的に言いますと・・・・
KGだとこんなところです。
・同じフォーメーション、同じムーブメントから全く異なるポイントをラン・パスで多彩に攻めようとします。
・モーション・シフトも多用して相手守備のオフバランスを狙うなど細かい工夫を混ぜてきます。
・相手守備をストレッチした後、結局はパスで勝負しようとします。
・オプション相手だとKG守備はやっぱり中央の速いプレーに弱くなります。でも一番ロングゲインされるピッチプレーは許しません。
・スペシャルプレーを要所で混ぜてきます。
・試合の潮目が変わるところでビッグプレーを必ず狙います。
京大だとこんな感じでしょうか。
・攻守ともに軸足はブレません。大事なところは外さずに、出来ることを徹底して実行します。
・なので攻撃では雨が強くなろうが手元が滑ろうがオプションをドンドンやる。なので日生球場の試合ではピッチミスやファンブルで2回ロストしても御構い無しです。
ゲインし続ける限りQBカウンターやクイックパスなど同じプレーを何回もコールし続けます。
・守備ではKGがランプレーばかりやり始めてもパス警戒は解きません。いくらランでゲインを許しても変えません。その代わり日生球場の試合ではインセプを3度決めます。
いずれも哲学といっても良いぐらいに90年代頃まで連綿と息づいていたカルチャー、スタイルだと見ています。
で、かように双方のポリシーが激突した結果、この日生球場の試合では京大はKGのパス攻撃を完封します。本当の完封です。KGはパサーやレシーバーがパスを捨ててラン攻撃で何度も何度も密集を突きます。そしてターンオーバーの好機を逃さずに得点を重ね逆転します。最後に京大は4Q残り3分30秒から同点ロングドライブに挑戦。ここでもこの試合のこれまで通りの攻撃を続けてグイグイ前進。ただし最後は際どくエンドゾーンに及びませんでした。試合は勝敗がつきましたが偶々片方がリードしてた時にタイムアップしたようなものですね。
(ダウン更新時に時計が止まる現在のルールであればエンドゾーン目前で残り10秒で一旦ストップ。スパイクして残り8秒。パスならあと2プレーは可能なはずです。最後の最後まで同点の可能性は残ったでしょう。)
そして翌年以降も延々と続いた対戦の中でも、この試合で見られた双方のスタイルは変わらずに透けて見えるのですよ(*2)。なので視聴可能な記録の中で両チームのフィロソフィーがぶつかった最も古い試合として見れば大変興味深い試合になる訳です。「あー、なんか他の試合でも観たことがある。この感じ」と観ていて少しでも思うことができればソレで良いのです。きっとソレですから。
1977年当時日生球場に掲げられた巨大なバナーには「我ら京大必らず勝つ」と殴り書かれてありました。「がんばれ京大」のバナーは当時から存在しています。一方で関学は既にこの年には「レッツゴーKG」で応援しています。ユニフォームはその後京大は1度、KGは2度モデルチェンジしてます。不易流行。変えずに続けなければいけないものもあるんでしょう。でも一方で変えないといイカんものもあるんでしょうね。
我々は何も生み出さない唯のファンであって、ダラダラと歴史を眺めてきただけの存在です。しかし、だからこそ見えるものや感じることの出来る事があるんですな。
なもんでそんな発見をするたびに「あー、バカみたいに長くフットボールを見てきた甲斐があったなぁー」なんて感慨にふけったりする今日この頃です。
あ、別にまだ王国は辞める気はないからね。
(*1)京大のリーグ内の相対的位置の低下をこの原因とする意見もありますが、全てを京大の責任にするってのはお門違いも甚だしいでしょう。この状況の根本的解決には大学フットボールだけでなく、日本のフットボール市場そのものを拡大する必要があるんだろうけどもNFLやXやチェスナット、フラッグも含めて全般的に動きが鈍くて鈍くて道のりはマダマダ遠いわなー。CFLやTSLとの提携でXリーグが次の次元に到達できないかしらね。まあ日本のフットボールが滅んでも自分が生きてる間に楽しく観戦できてりゃ文句はないのですけどねー。魔法が使えれば良いのですけど。どこかに魔法使いのおばあさんはいないかしら。良い魔法使いでないとダメだよ?。
(*2)事実この試合の丁度10年後の1987年の対戦でも似たような展開になり、今度は京大が押し切って勝っています。日生時代の3バックのパワーIからプロセットのIフォーメーションに進化し、オプション+パスの脅威を備えた京大。ショットガンを捨て、奇しくも10年前のワンセットバックのダブルウイングに回帰したKG。試合では立て続けにTDを連取して先行する京大に対してKGはQBをスイッチして守備を散らし、今度はランではなくパスを無理やり通して反撃開始。もちろん終盤にはKGのキッキングでのスペシャルプレーも成功。一方の京大は中央の速いランプレーで突き放しにかかります。この試合は読売テレビのサイトで観れたはず。まー10年経っても構図は変わらないんですね。
スペシャルをコールしたであろう若きキッキングコーチの鳥内さんは今と全く同じ表情でサイドラインに立っています。KG高等部の中尾監督は豪快にファンブルしています。終盤には前富士通HCの藤田が京大のセカンドQBで大慌てで登場。現東大の森HCはDEで活躍しKGのQB(現阪急百貨店執行役員)を追い回しています。今年の京大のエースランナー植木のお父さんはCBでWR堀古にインターフェアをかましています。公認会計士が投資顧問会社CEOに激突。いやー、時代ですねぇ。
以上 |
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2019年11月08日 (金) |
ユー、最終節は万博記念陸上競技場に行っちゃいなよ。あとさ、Xリーグさ、CFLとの提携でミスったら、ユー、DIE! |
学生リーグも大詰めです。関西の最終節は結果と順位の組み合わせを考えてたら寝られなくなったので考えないようにしました。誰かどこかに纏めてるだろうから適当に見てみましょう。こうなるともう個人的には関大、神戸が負けて3位決定ラインが4勝まで下がって関大、神戸、京大のくじ引きで京大がアタリを引いちまって翌週まさかの敗北。そして神戸は今年も5位かよってのが一番笑えて良いです。
ちなみに最終試合は立命が有利でしょう。このトーナメント方式になって彼らはハタと気が付いたのです。1回負けてもKGに2回勝てば甲子園へ行ける。つまり全勝対決ではなく1敗しても良いから十二分に準備をして必ず2度勝つ方を選んだという事です。コレは戦力的に自信が無くては出来ませんよ。昨年の僅差の負け(=試合自体は完全に立命のものでした)。これに準備と自信が加われば快勝は間違いないでしょ。まあ見ててください。今年は「前半。立命館。レシーブ」で始まりますから。
KGは試合毎に出場選手を絞ってコンディショニングの維持を優先させてきましたが、ここに来て役者が揃い出しました。まあ実際は危機感の不足していると言われるチームの事を考えると、ここは完敗した方がチームにとっては良いと思うのですがね。ちなみに揃ったと言いながらQB山中、RB渡辺の俊足コンビの出番が極端に少ないのが気になります。投げるRB安西もね。ツインIからのリードオプションとかリードドローフェイクからのダブルポストとか見たいなー。
さて、そもそも発表自体がロクに行われない日本のトップリーグであるXリーグの公式発表で初めて喜ばしい内容を見ました。CFLとの提携の検討開始の件です。これはイイね!でしょう。
何が喜ばしいかって中学生、高校生、大学生、社会人のプレーヤーにとってプロフットボーラーを将来の職業の一つとして選択できるようになるかもっ!て点ですよ。もちろんプロのコーチってのも含めてです。
競技団体がプロプレーヤーやコーチの誕生に向けての後押しを組織間合意をもって行うのですから、現状とは全く環境が異なります。それこそトライアウトの問い合わせから渡航やら交渉やら就労ビザの手続きまで何でも個人でやらにゃいかんかったのとは訳が違いますぜ。最終的にどうなるかまだ不明ですが、諸々好条件で提携できると良いですなー。
年初の王国でも述べましたが(今更言うてもせんないですが)できればXFLやTSLの方が良かったなー。CFLはルールやフィールドが違うからねー。まあ一方でCFLは日本との提携解消は有り得ても潰れる事は無いだろうから、その辺はアメリカの新興リーグよりも継続性が期待できるかもねー。そう思うことにします。
プロリーグとの提携で、こりゃXリーグも嫌でもプロ化の方針を出さざるを得なくなりましたなー。まあ将来のライスボウル廃止にむけても弾みがつくし、良いタイミングですわー。
あー、ちなみにこれを契機にXリーグがカナディアンフットボールのルールで運営されるリーグになるかもしれないと危惧しているアホがいるかもしれませんが常識的に考えてちょっと考えにくいですね。
いまからXリーグをCFLルールに変えて運営するのにどれだけ手間とカネがかかるか。それがCFLとしてどこまで有意義なことなのか。損得勘定なんかチョッと考えりゃ分かりそうなもんです。日本にはCFLのわかるコーチはいません。経験者も基本ゼロでしょ。なのでCFL化をするにはX全チームにCFLの分かるコーチを海外から新たに投入せにゃならん。それをチームでカネ出して負担できるか?そんなもんできません。全チーム分をXリーグが負担できます?できないよね。じゃあCFLが自腹切るか?切らんでしょ。そこまでやってまで越えるべきハードルとしCFL自体は設定してないんじゃないですかね。そんな事より日本人プレーヤを早期に誕生させて放映権の商売がしたいのよ。
この度の発表でもありましたが日本を含めて11カ国が提携を進めるんでしょ。その国全てにCFLルールを根付かせようとしますかね?(*1)あるとしたら各国順番に根付かせる手しか無いですが、全部染めるのに何年かかるの?。カネどんだけかかるの。プロの興行なんだから、そこまで待つ訳ないじゃん。じゃあ一部の国だけCFL化させますか?そんで誰にどんなメリットあんの?
いずれにしても、そういう動きにはJapanはNoと言えば良い話です。提携なんだから。ビジネスなんだから。よほど奴隷根性が染み付いた人でない限り「交渉」という文字が浮かびますわな普通(笑)。しかもXリーグのお偉いさん方は皆さん名だたる企業のエグゼクティブの方なのだから、アホな合意はしませんて。多少ルールのアジャストがあっても劇的に変えるようなことはナイでしょ。もしあったらXリーグの交渉がダメなだけです。(*2)。
むしろXリーグの体制、人員、組織デザインやガバナンス辺りを突っ込まれて日本との提携が無期延期にならないか、そっちが心配だわ。「Siteのどこを見てもビジョンのビの字も無いぜ。大丈夫か日本の組織は?ファンやスポンサーへの発信力が皆無だが?」と言われないようにね。俺がCFLの人ならソコ凄く気にするわー。
(*1)
いや、このCFL2.0なるキャンペーンの詳細は知らないですよ?基本テレビ放映権の拡大でしょ。CFLに一人でも多くの海外プレーヤーが参加すれば各国に放映権が売れる。まずそこでしょ。なのでRB李やOL町野なんか、とっとと行って暴れて欲しいですよ。そんで提携を拡大させて行って欲しい。
ただCFLのチームと各国のチームとの対戦を提携の一つの目玉とするってのも普通にありえます。もしかしてCFL2.0の中に、GGT構想(Global Gray cup Tournament)なるモノが存在してたら、日本でCFLルールの試合を行う可能性がありますなー。グレイカップトーナメントに世界各国の代表チームが参加。となると日本代表チームに急遽CFLコーチ経験者が10名弱参加。2〜3週間程度でCFLルールで戦えるチームを仕立て上げる。これぐらいなら有りえるかもね。で、これが毎年行われると。実際はCFLチームがNCAAルールでプレーしてもらう方が各国のハードルは下がるが、それはCFLのコンテンツとしての魅力を損なう行為なのでしないだろーしね。
(*2)
もし日本から社会人リーグが無くなるくらいならCFLルールのフットボールリーグでも残ってくれた方が個人的には良いですがね。そのまま日本で発展してくれればねー。そんなXリーグ見たく無いって人は見なくて良いですよ。そんな人の為のリーグじゃないからね。マニアに媚びてても発展なんかしませんて。そもそも既に競技として生き残りがかかってるってのに偏屈なマニアと心中なんて愚の骨頂だよ。そんな奴はTVでNFLでもカレッジでも見てればよろしい。俺はスタジアムに行ってCFLルールの日本のプロフットボールリーグ観るわ。そんでNFLの日本人プレーヤーをTVで応援するわ。将来CFLルールのプロリーグとして発展した後にCFLと縁切って、今度はNFLやXFL(あれば)と組んで11人制にしても良いんだしね。
以上 |
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2019年9月16日 (月) |
ユー、第3節は万博記念陸上競技場に行っちゃいなよ |
毎年3節になるまで目が覚めない王国です。もう語るべき事も概ね無くなってるのですけど長く見てると、お陰様で良いものも見えたりしてね。さて昨年・今年と好調の神戸。簡単に言うと「最近は良い選手が揃ってるので無茶しなくて済むようになったよ」って事なんですけど、同時にチームとしての変化・成長を感じる事があるので背景含めてもうちょっと細かく述べてみます。
何で好調か?ざっくり言うと下記3点ですかね。
1:好キッカーの存在。
2:経験者の本格的な戦力化とデプス形成の成功。
3:ゲームプラン、試合運びの落ち着きと進化。
個別に語るとこんな感じ
1:
K#98小林。よく飛ばしますわ。初速が違う。弾道が違う。伸びが違う。ゴルフクラブの宣伝みたいです。FGは47Y、45Y、45Yと平然とパカパカ決める。長くても危なげなし。当然キックオフは全弾エンドゾーンへ直接届く。毎回ほぼ同じところに落とせるコントロールもある。なんならリターンできないようにエンドゾーンオーバーも蹴られそうですよ。これならKORTDを奪われるリスクを0%に出来ます。快挙。こんな存在がいるとGamePlanが全く変わってきます。ちなみにFGは近過ぎて的が見えない時は別の人が蹴るので安心です。折角なのでK伝統の#9をつけて欲しかったのですがジャージの色も変わったので、この際何でも良いです。あとN刊さん。45ヤード地点で蹴っても45ヤードフィールドゴールにはならないからね。
2:
神戸の攻撃バックスと言えば、古くはダイナマイトバック、「馬」と呼ばれた男、打ち上げファンブルなど数々の異名をとるRB井場や、なぜかゲインするRB朴木(ほうのき)、攻守で西宮ボウルに出場のWR/CB伊藤三郎、スーパーレシーバーWR大園大先生など、印象に残るプレーヤーがいます。そして一点豪華主義の印象が強いです。スーパーマンはいるけど、いつも一人しかいない状態。しょうがないです。国立ですから。
しかし昨今は好バックスの数が増えています。スーパーマンはいなくても十分なレベルのメンバーが複数存在する状況です。フットボール的にはこの方がありがたい。これには高校経験者が貢献しています。高校のスーパープレーヤーで浪人が嫌な子は「メンドーだから現役で私学に推薦」に流れるのが一般的なのですけど、一方で勉強する気のある子は「カシコは現役で神戸」「フツーは浪人して神戸」となっているようですな。高槻、清教、池田、箕面、豊中、星稜、市立西宮。でも君ら、ちょっとは京都に行ってあげてな。そして以前は「経験者ではありますけどねぇ」という位置付けの選手が多かったのですがチームのカルチャーが変わったのでしょうか。昨今は高いレベルで活躍する選手が増えています。ターゲットなんか去年から複数揃っていてパスアタックを支えています。「神戸に的無し」は過去の話です。一方の守備も充実中。関大戦では劈頭から箕面出身のDLのホープが負傷退場もリザーブの先輩が活躍。試合終盤にはバテバテ関大OL相手に3メンでQBにプレッシャーをかけ続けてびっくり。ちなみにLBの核は主将で関大一高出身。高校時代も主将を務め秋まで試合に出て現役で合格。立派です。経験者を中心に選手のレベルも層もフィットネスも向上してます。
3:
伝統的な神戸のスタイルといえば王国としては基本は「理屈はあってる」「ちょっとやり過ぎ」「とっ散らかりで自滅」の評価です。
例えば・・・有人決戦兵器DL藤原様、俺はインセプ王DB矢野川を擁する神戸史上最強守備。これが当時最強の立命攻撃に挑んだシーズンが過去にありました。試合開始劈頭から怒涛のパスラッシュでQBを追い回します。まともにプレーさせません。が、ちょっと「人を沢山入れ過ぎ」で、逆に逃げ切られてゲインを許します。ダウンもドンドン更新されます。
例えば・・・去年のメチャ投げQB福嶋と経験者レシーバーズによるトリガーハッピー攻撃。関大戦ではショートパス、ショートパス、ショートパスで我武者羅にエンドゾーンに迫ります。何度も迫ります。ゲインはします。ダウンも更新。でも得点できません。
前者はラッシュラッシュラッシュ・すれ違い・ダウン更新を許す。後者はパスパスパス・インセプ・リターン・失点。いずれも選択は間違っていないのです。でも上手く結果に結びつかない。これを続けてしまう。
つまりは劣勢を意識するあまり投機的な攻守を前提としたPlanで望んだ結果だと判断しています(しょうがないんです。実際に劣勢なんだから。)
しかし今年は違う。(いや厳密には去年から少しずつ変わってきてるのですけど)攻守ともリスク計算の精度を高めていて必要以上に無茶をしないのです。加えて仕掛けはアタリが増えているのです。むろんスーパーキッカーや、投げて走れるQBが複数居るという好材料がそうさせるのでしょう。でもこれまでは材料が割と揃っていても無茶をしてきてた。今は違う。以前よりも落ち着いて攻守のポイントを見極めている。進化しているのです。
パスが印象に残りますが実は去年より試投数は減っています。関大戦など対前年比で試投数は63%しかない。そしてヒッチ、ショベルなどリスクの少ないものが中心、もしくはパクられても平気なロングパスです。無茶投げ、投げすぎからのターンオーバーを回避。そしてキックオフでは全部タッチバックを狙い、パントのカバーもしっかりでビッグリターンからの失点を回避。また守備ではパスラッシュに過剰に反応しがちなQBに対して、なかばラン守備を捨てて初手から徹底してラッシュを仕掛けます。パスアタックを機能させない事にフォーカスし成功しています。(なので関大は逆点したポゼッションのように、もっとランで仕掛ければよかったのに。神戸がフィールドポジションで劣勢な時間帯が続いたのだからチャンスはあったはず。)
このように避けられるリスクは避けて、諸々の事項を可能な限り制御下に置こうとしているのです。その一方で、ここぞでは準備したプレーを見せます。TEをファーセットして片側4枚のアンバランスセットのショットガンで実はエンプティ。これをノーハドルで繰り出してカバレッジを乱してゲインに繋げます。パス多投ではない攻撃ですが唐突にこのアライメント。出しどころが良いですね。
これはあくまで推測ですがコーチ陣と学生スタッフの充実が背景にあるかもしれません。Tさんに指摘されて気が付いたのですが試合前に整列するスタッフの数がメチャ多いです。下手したら選手よりも多い。君ら私学か。選手のコンディショニングの安定とアナライジングの向上でチームに寄与してるのではないかしらね。
なもんで纏めると「好選手によるデプス形成、コンディショニングの維持、これらによる選手レベルの戦力の充実により通用するプレーが増加。加えてアナライズによる精緻な分析で力量差を冷静に確認。無茶は回避して、より効果的なプレーを見つけ出して準備できるようになった」。好調なのはそんなところが原因かしらねー。
ただし細かいところでは以前の癖が抜けきってません。3Q Endに時間が無いのに慌ててセットして1プレー無駄にしたり、2point狙いかどうか迷ってTimeout消費したりと細かい部分では不安は残ります。なんといっても時間消費を優先すべき最終盤の3rddownでロングパスをcallする辺りに不安が過ぎります。いや、確かに相手守備が最も予想していないプレーですし、パクられてもパントと思えば良いのでしょうけど。まー普通に蹴りましょうや矢野川さん。幸い去年の京大戦では決まったし、先日の関大戦も勝利したから良いですけどね。この辺りの「やりすぎ神戸」がちょろっと顔を出すかも?ってのが不安要素ですかね。
という訳なのですが、週末の試合のOdd'sとしては(それでも)7割3割で立命が優勢でしょう。関大に競り勝った神戸を立命が警戒しない訳がない。加えてギアを上げ始める第3節です。十分な準備と仕上がりで現れるはずですからね。立命は関大みたいにムキになってパスで勝負しない事。バックスを走らせてランプレーを軸に我慢の試合を続ければ普通に勝てます。
神戸は基本は関大戦と同じPlanで良いです。意気込むあまりヘンな事はしないのが大事。キックオフは全てエンドゾーンオーバーで。攻撃はKGばりのノーハドルandダブルケイダンス。FGはドンドン蹴りましょう。守備は「もう疲れたよパスラッシュ」と言いたくなるまでプレッシャーを続けましょう。Hitの質が違うので是澤の負傷回避でこの試合は控えQBを入れてくるはず。そこでどんなプレーをcallするかが鍵かしら。
何より彼我の戦力差を意識するあまり従来の神戸采配に戻らない事が大事です。「終わってみれば」大差で敗退とならない事を強く願い、そして期待しています。裏をかいてキックオフでプーチを蹴って逆にビッグリターンを食らうとか、ショートパス多投に出てインセプリターンTDを浴びるとか、流石に無理っぽい60Y超のFGを何度も狙って最悪なフィールドポジションをジャンジャン相手に供給するとか、そういうヘンな事は一切しないようにね。
やりそうで怖いなぁ。
そんなホラーが好きな貴方。週末は是非万博に行きましょう。協会のヨミが鋭いのか、この日は集客の見込める関京立が揃ってハコも大きめ万博記念陸上です。組織運営にはお金が必要なのです。収入はとても大事です。ここは31年前に神戸が初めて京都をブチ倒した場所です。何もおきないかもしれないけど何かが起こるかもしれませんよ?。
以上 |
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2019年1月14日 (土) |
ところで社会人側の立場は?ちょっと気にしてみよう。色々見えるかも。 |
ライスボウルの今後についてはメジャー・マイナー関わらずマスコミの姿勢は見直し論に傾いているやに見えます。SNS上のコメントもそちらが目立つ状況。ただ当日の国吉発言以降、御多分に洩れず協会からは全く何のリリースも無いですね。
でもこれは止むを得ません。会議を開こうにも、そもそも予定していない会議の開催などスグに調整は不可能でしょう。イチ私企業じゃ無いのだから。
何か発表があるとしたら3月以降じゃ無いですかね。
さて協会はさておき、その他も含めても社会人側の発信は例によって全く目立ちません。なのでNet上の議論も熱くならないし、見直しのムーブメントも起こりません。モメもしていないので金にならずで、そりゃメジャーなマスコミは追わない。Relationを絶やしたく無いからマイナーなマスコミも踏み込んで触れに行かない。
しかし当然ですが彼ら社会人側のスタンスを考慮しない限り話は進まないでしょう。
そりゃー社会人フットボールのファンも色々心配するでしょうな。
「随一の集客ができる企画が無くなってしまうかもー」
「強い社会人が格下の学生を遠慮なく蹴散らせて正月から気分良かったのにシクシク」
「これを契機に社会人フットボールがダメになったらどうしてくれるんだよ!鳥内め、余計なことを!」
まあ、Topリーグがそんなにヤワであっては困りますし潰れたりはせんでしょうけどね(笑)。潰したら学生側が承知しないよ。ライスボウルは学生の協力があってはじめて実現する企画。学生だって何年も支えてきたじゃん。社会人側の力だけで大きくなった企画でもリーグでも無いんだぜ?
で、勿論そもそも気の毒なのはファンではなどではなく、当事者であるチームでありプレーヤー。勝って当たり前。でも勝ちすぎたら「イジメっ子」に見られる。負ければ大恥。社会人側もツライし、普通にやりにくいわな。
学生と違ってスポンサーや所属企業との絡みがあるので発言・発信がしにくいのは分かります。しかしそうは言ってもいつまでも立場は明らかにしなくて良いのかしらね。
そこで、よーく考えて欲しい。何が真の原因なのか。
思うに、コレ、社会人側の中央の組織がスタンスをこれまでに明確にしていないからですよ。
Xリーグとしての将来のビジョンや方向性を明示的に出さないから。そしてその中でライスボウルを位置付けていないから。これを明確にしていれば、その範囲・内容も含めてチームも選手も発言しやすくなる。統一見解を背景にコメントができる。
つまりスタート地点が明らかになるのよ。そして真っ当な議論ができるようになるのですよ。
「Xリーグのプロ化」(するの?しないの?)
「海外のプロ経験者の参加」(増やすの?減らすの?)
「日本人選手の海外リーグへの参加・挑戦」(推すの?推さないの?)
この辺、チーム・個人で認識バラんバラんじゃないのかな?。なんか明確に決まってるんでしたっけ?不勉強ながらトンと聞かないです。知ってる人いたら教えてください。
学生は所詮学生やから時代が変わってもVisonやら方向性なんていう根っこはほぼ変わりゃしない。でもプロでも学生でも無い社会人は不幸にもそうじゃないですぜ?
実業団中心で構築すべく立ち上げ。その後クラブも混在。不景気で逆にクラブ中心に。最近は他の競技との生存競争が・・・。
とまあ、嫌でも荒波に揉まれて来てるじゃん。そしてこれまで同様にこれからも揉まれるわ、間違いなく。で?何を指針にどう進んで行くの?今、進歩してるの?停滞してるの?
何も出さないから、皆、何も語れない。
何も示さないから、皆、嫌でも不安になる。
何も知らない市井の人からは社会人側のチーム・選手の発信の無さが無責任に見えてしまう。
無知な社会人ファンは将来への不安からバックファイアし学生側を批判し始める。
協会の皆さん。この状況ってチームも、選手も、ファンも、合わせて不幸にしている事に気が付いて欲しいですよ。最後にはスポンサーからも疑問符を示されかねないよ。
他の競技の方がVisonも方針も施策もしっかりしている。着実に成果を出している。ガバナンスも効いている。・・・となるとどうなりますかね?
にも関わらず場当たり的な対応で行くんですかね。企業も利害関係者にスポンサードの理由を説明する責任があるんだから、普通に離れていきますぜ。
協会の皆さんは年長で社会経験も豊富にお持ちの人達なので、コンな理屈は当然のように認識しているはず。にも関わらず何んんんーにも出て来ないのは何故なのかしらね。
中央の組織としてVisonも方針も示さず、リーダーシップも見えず、発信や反応が無いことが、いかに周囲に良く無い影響を及ぼすのか。
去年の日大の対応のまずさに学んで欲しいですなー!
以上 |
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2019年1月14日 (土) |
当たり前の事が起きて、皆、当たり前の事をしているだけ。なのにイライラするのはなぜ? |
ライスボウルの開催に関わる一連の動きを改めて眺めてみました。
・経験の蓄積、競技人口の分布、チームメンバーの構成経緯などから、学生Topより社会人Topの方が強いのは自明。
・社会人は競技レベルの向上を狙った施策を行なった結果、数年後その通りとなり、よりチームが強くなった。
・対戦チーム間の競技レベルの乖離を報告するのは当事者の責務。他にその責を担えるものはいない。
・ライスボウルは社会人と学生の協働・協力により成立するイベント。片方が問題提起を行えば見直しを検討するのは真っ当な組織として当然。
どこかに何かおかしい所があるだろうか?。誰も何もおかしなことはしていないね。非難されるような事は誰もしていません。
あるとしたら「こんなになるまで放置していた事」が問題なのかも。でも協会のガバナンス能力を省みるに、それを求めるのは酷なのかもしれません。
むしろ声をあげた監督やチームに呼応して見直しに向けて何かしらActionしようとしているだけ、まだこの協会には健全な部分が残っていると評価すべきなのかもー。
注意すべきは、
1:本当に見直しが行われるか。
2:その経緯・結果・背景が納得のいくものかどうか。
3:そもそも1、2を公開するかどうか。
この3点につきますなー。そしてこれら全て「協会の姿勢」と「マスコミの活動」にかかっております。
何がイラつくって、この両方ともモヒトツ信用できないからなんですよねートホホ。それにつきる。Topリーグである社会人をどうしていきたいのかロクにDirectionもVisionも出さない人たち。金にならないから追わないメジャーなマスコミとRelationを絶やしたく無いマイナーなマスコミ。
両者とも今回ぐらい しっかりやりましょうや!
そして我々ファンは下記を気をつけるぐらいですかね。
「結局、地味なAction Planにおちついてもガッカリしない事」
「先立つモノから目を背けず冷静に評価する事」
「つまらん感情論で後ろ向きにならない事」
もうフツーに期間定めて検討させたら?それまでは現体制で進めるという事で・・・。
以上 |
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2018年12月22日 (土) |
鶏肉とJFK |
久々に余裕ができたので観に行く前にライスボウルについて何か書いときます。予言の書。今日日の若者には、あーしろー、こーしろー、卓志郎とか、あーせい、こーせい、耕世などと言うのではなく、一緒にやろう!的な表現で指示するのが良いそうで
今回はその練習がてら書いてみます。
1:守備は的を絞りましょう。
・どーせ失点は免れません。相手の鉄板プレー、ベースのプレーを止めることに傾注しましょう。相手がより精度の求められるプレーを選ばざるを得ないように仕向けるのです。そしてミスや反則をさせるしか有りませんよね。
・パスは前で止めましょう。試合の最後まで様々な形でQBにプレッシャーをかけましょう。後ろに引いて守っても最後には疲弊して一発を浴びるだけです。少々イかれても気にする必要はありません。
・ランはエースランナーを止める事に集中しましょう。他のプレーは半ば捨てても良いです。とにかくエースRBを止めましょう。これで得点力は大幅に落ちるはずですよ!。
数字を見れば一目瞭然ですが結局はQBとRBのチーム。QBに落ち着いてプレーをさせない事が第一です。早いタイミングでLOSを割って(一人で良いので)飛び込ませるプレーをしたいですね。結果、大外ししてもOK。QBが「なんやねん、やりにくいわ、この学生どもは(怒)」とイラついてくれれば良いのです。これを「君らアホちゃうか?」と言われるぐらいドンドン続けて欲しいですねー。小賢く後ろで網を張るよりヒタスラにラッシュをするフロントの方がラインもQBも怖いはずですよ。
嫌なのはダブルTEを仕掛けてくる点。KGはマンツーを強いられながらBOXでの7枚ブロックにも対抗しないといけません。個人能力勝負を仕掛ける上で富士通のタレント陣とこのフォーメーションは最高の組み合わせです。KGは5DLにしないとスローダウンさせるのも難しい。本当は8メンにしたいぐらいですがクラークや猪熊相手に後ろがスカスカになるのも危険です。でも無謀と言われてもやっぱり前でしかけなきゃダメです。
まー、つまりニクソンに対抗するにはケネディしか無いって事ですよ。有名なTV討論のように「経験がある。実績がある」という社会人を相手に「若さと可能性と無謀さ」で対抗しましょう。名付けてケネディ・ディフェンス。誰かKGの守備選手の名前を上手く使ってJFKになぞらえませんかね。藤本?海崎?。できれば JFK stop Nixon!や Beat! Nixon!Vote!JFK!とか横断幕を用意してハーフタイムにNHKに抜いてもらうとかして欲しいです。なお政治活動だと見なされても王国は感知しません。
QBバードソンとRBニクソン。漢字で書くと鳥村と肉村。ちなみに大王は鶏肉大好きです。あー焼き鳥食いたい。ライスボウルなので文字通り焼き鳥丼がいいですね。
2:攻撃は得意なことをしましょう。
・パスでしょうね。どう考えてもね(笑)。ランはなかなか出ないでしょうね。3枚のQBをランですり潰してでも勝つという意気込みでも良いですが、それでは終盤までは持たないでしょ?。パスに魅力のあるQBが複数いるのですから、変にスペシャルを沢山やるよりも、まずは自分たちの得意なプレーを中心に挑戦するのがイケてますよね。
・QB#3は過去のKGのQBと比較してもそのクソ度胸はなかなかに特筆すべきものがあります。スクランブルも良いですし何より「取ってみやがれパス」も多く投げます。さすがキング三原のお弟子さん。良いQBですねー。
・#3のユニークな点としてパスの独特のタイミングと細かいフェイクがあります。1歩のドロップバックから上半身だけ使って20Y越のパスを良いタッチで投げ込む。プレーアクションを入れてスグ投げるアレです。他にも偶数歩のドロップバックのタイミングでリリースする事もあります。こんなQBは過去にこのチームにおりませんよ。ノーモーションで唐突にミドルを投げたりするので、セカンダリもチョッと面食らうようです。この辺が相手守備にどう効いてくるか見ものです。
・加えて鉄砲肩の#18も投入する事も可能。前回のライスよりも投げ手の魅力が多彩な分、スペシャルに走らずにパスに活路を見出しても良いでしょ?と思うのです。
・外人DBを#85に任せて、それ以外の的にドンドン投げましょう。ちょっと心配なのは何が狙いなのか不明ですがワイドがボールスタートじゃ無い事です。お陰でWJBの#85以来、FalseStartをやらかすメンバーが段々増えています。このままではワイドユニットがFSする事をリキる(「理己る」)と呼ぶ事で定着してしまいます。そのうち「ワイドはリキってからが一人前」とか「あいつTBの癖にリキってる」とか使われるようになり不本意な形でKG史上No.1レシーバとして名前を残しかねません。観客も含めて皆で注意しましょう。
・まあ、かといってランも出さないといけません。#34が出られないでしょうから、ここは走るのが上手な#83や、RB出身の#4などのWR陣をモーション、シフトからドンドン動かして持たせて走るプレーを用意しないといけませんね。以前のQB#14河野の頃の攻撃ですね。となると#18をQBに入れてのスプリント&カットバックプレーで独走狙いなんかも良いでしょうねー。
3:やりたい事ではなく、やるべき事をやりましょう。
・某O企画部長が「蒼の三銃士」だの「三本の矢」だの前職経験を生かしたマスコミ受けのするキャッチーなフレーズを発しています。お陰でコレ、報道の皆さんにも喜んで使っていただいていますよね。マスコミが記事を書きやすくするよう配慮することもTOPチームの責務ですよ。(聴いてますか?藤田HC。)しかしチーム自らが変に惹句に酔ってはいけません。
・#34が健在なら#34,#18,#3が並ぶゴールデンドラゴンフライ@1988甲子園by日大も面白いなーなんて思ったのですが、よく考えると、単に我々が見てみたいだけで実際効果は微妙ですよねー。またFL#18、RB#10、QB#3でピストルで並べてからモーション、シフトから色々やりたい所ですが、そんな並びをしたら相手に警戒されちまいます。フリフリやダブルパスなんてやっても、まー効かないでしょ?これも。
・ワイドユニットも実は例年程豊富ではないですし、ダントツの存在だったエースRBが出られないのですから、まずはそこを補強しましょう。#18と#10の第一の役割はそこ。スペシャルプレーは第二以降の役割ですよ。同時に起用するにしても普通にFL#18へポスト。ブロッカー集めてTB#10でゾーンパワーあたりで良いです。
・何より3人とも一度に出して皆、傷んだら終わりですから、基本は#3。スクランブルでの負傷を考慮して交代で#10を起用。要所でそこに#18を混ぜる形になるでしょう。KGのQB起用のセオリーに基づくとこうなります。冷静に勝ちに行くなら原則この起用になるはず。そうではなく3人同時起用プレーを続けるのであれば例年のライスの通り投機的な攻撃を志向したと判断して良いです。そうなると自ずと出せる結果も例年通りになるでしょうね。
4:Fight clean and be proud of the victor's name
皆が歌う歌の通りです。
まあ、当日見てのお楽しみですなー。
以上 |
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2018年12月11日 (火) |
学生日本一への新トーナメントプラン |
さっさと元の形に戻してちょーだい というのが王国の意見です。そこは不変。
だがねー。どうしてこんな改悪と受け取られるような(事実改悪だけど)新Planを発表してきたのか。よくよく考えてみたのですわー。そこで敢えて敢えて敢えて前向きに捉えてみることにしました。
もしも・・・こういう事実があったとしたら・・・
1:全国の学生機構を俯瞰で見てトーナメント再編Planを立て実行をリードする組織が存在しない。
(自分たち=関西協会以外に、それに類する当事者能力を持つ所が無い)
2:各リーグが集まって将来像を描く事もままならない。組織間調整も効かない。
(歴史的な経緯や、意識・人材・運営能力・諸々の埋まらないGAP)
3:よりマイナーである地方リーグの支持を得る為の条件が存在している。
(せめて3位と対戦したい。遠征ではなく地元でやりたい)
4:想像している以上にお金がない。その金はすぐに必要だ。
(新たな観客が増えるのを待てな。既存の客をRepeatさせるしかない。)
5:スポンサーからリーグ運営・トーナメント運営に関する要望が存在する。
(現在のスポンサード効果。将来構想の有無と実現性の程度。)
これらの背景が実際に存在していていたら・・・今回の案に対してYesで投票する可能性がアリますなぁー。
全国を俯瞰で見て将来像を描ける組織が存在しない以上、関西が一地方リーグであっても自らで全国Planに着手するしかないですわ。で、リーグを横断する施策を伴う為、他の地方リーグの協力が必須ですわな。
地方の合意を取り付けるには彼らにメリットが必要。それには原資が必要。その多くは入場者収入に依存しますわ。
で、肝心の新規ファン開拓は容易ではなく、一定額を確実に増やす為に好カードを複数行う構造を維持・強化せざるを得ない。
という訳です。ただし(当然だが)選手・チームファーストの発想では無いですな。
・では何が狙いなのか?→日本フットボール界におけるプレゼンスの向上とイニシアチブの獲得。である。
・なぜこんなやり方なのか?→既成事実を積み重ねなければ事が動かない組織の集まりだから。である。
・なんで拙速なの?→もう待った無しだから。状況は悪化する一方!だから。
・ちょっと強引では?→強引に事を運んで、そのわずかな権益を脅かしでもしないと他者は真剣に動いたり考えたりしないジャン。
・ファンの声は無視か?→今のファンの声より明日のフットボールが大事だから。高齢化の激しいファンと心中するのは有り得ない選択。
・いやいやコアなファンは無視なの?→ユー達、コアなファンは何をどう変えても結局観に行くジャン?(惚れた弱み)。
今回のPlanを進めた場合、以降に想定されるシナリオを書いた。おそらく下記の順で発生する。ここまで目論んでの今回の新PLAN発表なら、むしろ大賛成。
1:北海道・東北・関東側のトーナメント見直しの動き。
(理由:北海道、東北からの「せめて2位、3位と対戦したい」という要望を関東が却下できる強い理由は実は無い。また進んで日本一決定トーナメントから外れるメリットも代案も無い。)
2:タイトな試合間隔に基づく問題が(必ず)発生。トーナメント日程の再調整を実施。
(理由;日程を見れば一目瞭然。必ずチーム・選手からクレームが上がる。)
3:ライスボウルの日程変更および位置付けの見直し
(理由:ライスボウルの日程を後ろ倒せば日程問題は解消される。当然ライス自体の位置付けの見直しも行われる。)
結果として
1:試合間隔2Wを維持した形で
2:地方での試合が複数開催され
3:且つそれはミスマッチにならない程度の力量差のカードで構成されており
4:東西間でバランスの取れた試合数で
5:試合増加に伴う収益増を見込める形で
6:学生日本一を決めるトーナメントが完成する。
ん?これは実は全国のファンが待ち望んでいた事ではないですか?
で、ライスボウル。学生トーナメントのために社会人協会が日程を変更するかどうかが見ものだ。社会人が1月3日に固執するのなら「いやー、日程調整したらその週に学生日本一が決まる事になったんすよ。なので3位チームを学生代表としてライスに派遣しますね。」と伝えればいい。
実は3日に固執する理由などなく、後ろ倒しに譲る余裕が社会人側には存在する。譲って現在と同じ位置付けで続けたければ続ければ良い。ただしそれは社会人にとっては退歩。悲しむべきことよ。
その将来を考えれば社会人はこの機会に本当は別の道を歩むのが好ましい。彼らが果たして将来を考えているかいないか。その踏み絵になる。
(NFLなり新興のプロリーグへの「アジアにおける登竜門リーグ」としての位置付けを目指して、さっさとリスタートしろよ社会人。)
・・なんかこう書くと・・・何やら新Planに乗ると未来が見えるような気がしませんか?
伊角さん、阿倉さん、本当のとこドーなんですかね?
補足
なお形として関西協会に振り回される状態になるのだが、発案力も実行力も無い他所の者にクレームされる筋合いは一切無いです。
正直トーナメントの山なんてどういう形でも良いのよ。このスポーツの将来を考えて事を起こし、動かして行く事が大事。で?今、具体的な方法は貴方の頭の中にありますかね?
トーナメント表だけひねくり回してアーだコーだ言っても、当事者達がYesと言って動かなければ全く全く意味はないのです。文字通り画餅ですよ。他人を、他所の組織を動かすのはどエライ大変ですぜ。しかも利害関係があるのよ?
目の前に学生リーグの代表が座ってるところを想像してみ?彼らが首を縦に振るようネゴれますか?何を理由に動いてもらいますか?
王国も「元に戻してほしい」と願ってはいるが、半ば横車を押す形でなければ、もしくは喉元に何か突きつける形で無ければ、今の状況は何も変わらんのやろなーとも思うのです。むしろカリスマ性や強いリーダーシップを持つTopに来てもらう方が平和に変革が起こると思うが。もうそんな人もおらんしねー。
ここはヒトツ面白がって見てはいかがかしらね。
以上 |
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2018年12月11日 (火) |
2018年WJB |
試合的には盛り上がったので久々にコメントを。もう年なので厳しい事は言いませんハイ。備忘録的に。
・立命は奥野に投げさせてはマジでマズイとばかりにプレッシャーをかけるプランを実施。リーグ戦では案外効かなかったのですが、それではとばかりにWJBではディレードブリッツやコーナーブリッツを連発。これが終盤まで威力を発揮。
・一方、なまじチョロチョロと逃げ回れるしダウンフィールドも見えてしまう奥野。この良さが裏目にでて無茶投げしてはインターセプトラッシュに。
・そうやって逃げながらでも密かにパスを2本成功させて、ともにFDを更新させてたりもするので厳しくコメントしにくいのですが・・まー今後は往生際よく投げ捨ててほしいです(ちなみに卓志郎先輩ならキーパーでゲインしてるでしょうねー。)
・ブリッツ対策として3Qに見せたスプリントしてのロングスローバックとワンフェイク入れての#83へのセンタースクリーンは大当たり。ナイスアジャスト。高校球児は身のこなしが凄い。でもねー、プレーで対抗するにも限りがあるのでRBのピックアップ含めてプロテクションは見直して欲しいですなー。全然イケてませんでしたから。
・急に「西野のプレーをやれ」と言われても涼しい顔でしっかり決める。さすが主将。立派。矢が3本あって良かったです。もし西野が傷まなかったら山口の代わりにTB西野やTB光藤があったに違いないと勝手に思ってます。ちょっと見て見たい。TB光藤のカウンタートレイは普通にゲインすると思う。
・KGの勝因ではなくPlan通り優勢に試合を進めた立命の敗因の方に目を向けたい試合です。大きいのは4QのFGに終わったポゼッションで「賭けに負けた」点でしょうかね。
・ターンオーバーで得たチャンス。しかも好フィールドポジション。ハリアップオフェンスで一気にエンドーゾンを目指す(TDを狙う)勝負に出たのでしょう。
・本来なら時計を一杯に回すところを10秒以上残しながら次々にプレー。もしフルに時計を回していたらこのポゼンションだけで1分以上は余計に消費できたはず。そうなるとKGはこの後、TDを奪っても最後にオンサイドを蹴らざるを得なくなり立命の勝機が増していたはず。
・ただし・・・KGの最後の2ポゼッションでの立命守備の消耗度合いをみると4Qインセプ時に「FGでは追いつかれる。もう一本TDを!」「今しか得点機はない!」と判断したのも分かります。あれだけガシガシとラッシュしてたら終盤にやぁ守備フロントも疲れるでしょうね。
・まー本当に紙一重だったという事でしょうね。勝負は非情。非情の掟。
・必勝の準備をしてきたKGにとって「直前にいきなりブレーキ踏めと言われてもムリ(笑)」と言わんばかりにパカパカ得点して大勝してしまったリーグ戦。2Wのインターバルを得たのだし最初からそういう想定もしてたのでしょうけど・・・まー、WJBはモチベーションを保つのに苦労したと思います。
・#34はもうシーズンアウトでしょうか。#18も負傷で途中から出場せず。#85もボロボロで、試合途中から近来稀に見る厳しい状況になりました。
・そもそも過去に比べても決して強いチームには見えませんし、実力的にはこの辺りがホントは限界なのかもしれません。でも学生は2Wあればガラっと変わるので、ここから先はそこに期待でしょうか。なんせこの試合の相手が良いお手本として、それを証明してくれたのですから。
・ちなみに立命はリーグ戦の後半を流したのではないか?との批判がありますが、はっきり言ってドーでもヨイです。仮に流したとしても誰かに批判される筋合いは無いっスよ、ええ。
・Odd'sの低い勝負に全力投入するよりイーブンからスタートできるWJBに向けて備えるのが当然っスよね(笑)。
・だって目標は日本一なんでしょ?違ったっけ。社会人に勝って日本一。日本一を目指してより確度が高く効率の良い選択をしますよねー組織として。そもそも、それが許される構造・レギュレーションになってますからね。チームを批判するのはお門違いでしょ。
・ああ、そうか。日本一ではなく「お前ら関学に2回勝つんじゃないのか?(怒)」でしたっけ?だったら批判されるかもですねー。
・立命は新監督になって徐々に雰囲気変わって来ているでしょうから、交代して良かったのでは無いかしら。
・前代未聞の幹部6人って、側から見て?ではありますがチームを機能させるのに何振り構わぬ姿勢が見て取れてかえって好感が持てます。
・何より完敗から再戦にむけて精神的にも充実させて、しっかり準備をさせたのは立派。加えて試合では極めて高いレベルで実践させられたのは監督・コーチの手腕と言えるでしょう。
・自分が率いていたわけでも無いのに「去年より良いチーム!」って断言しちゃうところが軽く米倉さんDisっててアレですし、去年は1勝1敗、今年は2敗なので星勘定では悪化してるんだけども、まーそれでも「大きな成長を遂げたチーム」と間違いなく言えますね。「人は、チームは、変われるんだ!」といった所でしょうか。
以上 |
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2018年10月6日 (日) |
引っ越すよ |
かくも長き不在から帰ってきたかと思ったら唐突にそれかよ。というより既に引越し済みのSiteを見ていると思います。
http://kingboyoyon.g1.xrea.com/
ありがとう。お疲れ様でしたGeocities。色々考えたけど王国を引っ越しして残すことしましたよ。
建国20年色々ありましたが、その辺はまた機をみて。ひとまず引越しのご挨拶でした。
以上 |
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2017年1月22日 (日) |
「その日」を乗り越えて |
ライスボウルのあり方について、いつまでも愚にもつかぬ話をしていても意味が無いので・・・一旦纏めて置く。
■競技人口の分布などの構造上、Xリーグと学生の間で競技レベルに差が生じて行くのは自明。正常な発展と言える。
■しかし双方ともビジョンも方向性も位置づけも異なるので、発展段階に応じてどこかで見直しを行うのが当然。
■その意味で乖離は発展の証で、歓迎すべき事のはず。乖離が進んだ事から見直しを行う「その日」は待ちわびた日でもあるはずだ。
■乖離には実力差以外の質的な違いも含まれているが、それは双方の目指すものの違いから来るもの。
■ゆえにそこは相互に干渉すべき事ではない。ただし対戦するとなると調整が必要。そして調整を無意味と評価するなら対戦も無意味なものになる(※1)。
■発展・振興を意図してレギュレーション変更(※2)を行っている社会人側との対戦は、学生側には限界がきつつあるとみている。
■レギュレーションの異なる状態では、そもそも試合は成立しがたく、開催意義も乏しい。
■そして現形態を維持する場合、自ら変更を選んだ社会人側が調整案を出す以外に無い。学生側が出せる立場ではないし、解決できる性質のものではないからだ。
■せっかくの日本一決定の場なのだからと言って、その看板を大事にしたいが為に成長の機会を先送りにするのは良くない。かつて発展の為に83年からライスボウルを変えたように、発展の為に再びポストシーズンのあり方について検討すべき時だろう(※3)。
■むろん継続する意義も効果も存在はするだろうが、将来も見越して総合的な見地で評価すべき。例えば質的変化を目指す社会人がライスの代わりに別の事を行うとして、その場合との比較をすれば良い。
■ただし「ビジョンも方向性も無い状態だから、そもそも評価のできない状態なのでは?」という危惧も個人的に持っている。これは特に社会人側からの発信が弱く、反応も無い事に起因する(昔から持っている)不安だ。
■だがライス見直し論が高まればビジョン・方向性・マイルストンを嫌でも決定して提示せざるを得なくなる(特に社会人側)。そうでなければ何に対してもYesともNoとも言えないからだ。これでも何も提示されなければ本当本当にオシマイ。ビジョンの無い団体は誰も支えはしない。
■どうせスグに色々な変更はできない。検討期間を決めて見直しを開始すればよい。何よりライスの開催を考えなければ日程的な余裕の発生から双方有意義な新プランを考えられるはずだ。廃止反対派はそこで出てくる案を見て反論すればよろしい。ライス廃止と引き換えに新たに出来るようになった事と比較して決めればよいのだ。
■学生側指導者は、当事者としてこれら上記に関連してコメントしたに過ぎない。「その日」が何時なのか?調整が必要なほど乖離が生じているのか?に関して当事者として(いやそもそも当事者としか知りえないので役割を果たすべく)述べているのだ。これをトリガーにライスボウル継続賛成・反対双方で徐々に声の高まりが起きている。最悪な展開は、日本のフットボール界のビジョンの無さが徐々に露呈されていく事。しかしこれを乗り越えて新たなフェーズに進まなければならない。単に試合の形式が云々というレベルではなく、組織として、取り組みとしてより高次なレベルに至らなければならない時だと考えている。その意味で今後,如何に対応していくのか。日本協会のリーダーシップが試されていると言えよう(※4)。
※1:昔からの王国のスタンスですな。
4年間ボクシングに打ち込んできて優勝した選手が、一番を決める場と称して最後に対戦する相手がキックボクサー。そんな感じだ。しょうがないのでボクシングルールで実施しても・・・?それで両選手とも有意義な試合なのかい?これで何の一番が決まるんだい?無理にやっても「客にとって単純な勝ち負けの興味を満たす場」に成り下がるだけ。誰にとって意義のある試合なのですかね。
端的に言えばオートバイのレースみたいなもの。社会人と学生は同一のルールに則って試合をしているのでカテゴリーとしては同じアメリカンフットボールというものにカテゴライズされる。しかし学生は言わば500CCクラス。社会人は1000CCクラスな訳だ。さらに同じクラスでも私学で強力にチーム作りを推進している所はいわばワークスだし、環境や体制に恵まれない国立はプライベーターな訳だ。。
※2:「外人プレーヤーの参加はアリ!。同時に2名までナ!プロ経験者は不可!。」立派なレギュレーションです。
※3:神戸ボウルでQB西村率いる電工がSSに僅差で破れ、そのQB大高の居るSSが横スタでレナウンに僅差で破れた。これが87年だ。学生VS社会人となった83年以来この年までクラブチームはライスに参加が認められなかった。なので83年のライスボウルのリニューアル時は厳密には日本一決定戦では無かったのだ。学生の相手は実業団代表でしかなかった。又、多くのクラブチームがパージされていた為、閉鎖的なイベントだったと言える。なお、これが力量差によるものでは無いことは87年のSSとレナウンの試合を見れば自明だ。
何故ライスを83年以降の形に変えたかったのか?その当時のライスに持たせた役割は何だったのか。無くても実業団が出来てたじゃん。クラブも存在してたし強かったジャン。83以降、統一感を持たせて一番得をしたのは誰?それを考えれば誰の為のライスだったのか、当時の環境も含めて狙いや意義を理解できるだろう。
※4:83開催当初と現在を比較しても実はライスは随分と様相が変わってきているのが分かる。むろん意義や位置づけは時代とともに変わる。それは構わない。大事なのは将来の意義の有無を確認する事。ビジョンが有れば、プランが有れば、その結論はだせる。その作業をリーダーシップを持って行えるだろうか。
(この項終わり)
以上 |
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