| 2016年1月2日 (土) |
2015-16シーズンも、もう終わり |
もう一ヶ月以上経つので既にシーズンの総括になりつつありますが、書かないと忘れてしまうのでダラダラと書いておきますわ。
関大戦で露呈したKGのキッキングの不味さは2週間では戻せないレベルでした。タラレバを言えば最終節で勝てる可能性は普通にあったのですが、仮に勝っていたとしてもKGは今年の関西学生リーグの代表としては相応しいチームとは言えないでしょう。攻守蹴のバランスが取れていない段階で、それは自明ですな。
木下がゴール前1yでレシーブしても、田中雄大がビッグリターンでスコアリングチャンスを作ってもTDを奪えない。そもそも最初にチャンスを得たのはインセプで好ポジションを得たKGだったはずなのに、これではいけませんなー。そして豆QBのインセプからリードを許す事になったのですが、攻撃がエンドゾーンをなかなかか割れなかったのは豆のせいだけではないでしょう。そもそも豆はあんな感じのQBです。
主力メンバーが残った攻撃ラインが押せなさ過ぎという点もありますが、ここは立命守備を評価すべきでしょう。密かに抑えられたKGのタックルスクリーンをはじめ、カウンター系も(ちょいちょいゲインを許しながらも)上手く処理できました。寄りの速さが例年に比しても尋常じゃないですわ。これは立命が勝つ時のパターンですな。(ちょっと長いパスを通されすぎですが。)
そして何といっても(過去4年との立命と比べて)攻撃が良く機能したのがこの試合で評価すべき点です。西村がよく走ったねーというのは当然として・・・・象徴的なのはインセプを喫しながらも平然とプレーパスをコールしてTDを奪った事でしょう。ミスってもパクられても我慢してコールした攻撃のプレーコーラーを評価すべきでしょう。そして平然と応えたQB西山もナイスでしたね。
まー、なにより僅差ながらも王座が移動した点が最もよい点でした。関西学生リーグも捨てたものじゃないなぁーと感心した次第です。
(※でもね、あの2位チームも甲子園へのトーナメントに参加できるってのは賛成できません。王国はこの件については拒否権を発動します。)
甲子園は早稲田の頑張りと立命の試合運びの不味さで点差がつまりました。まー随分と酷い展開になりましたなー。立命は終盤、時計を一杯にまわしてからスナップしてりゃ、早稲田に逆転FGトライをされる事も無かったはず。まー長いこと甲子園から離れるとカンどころが鈍るのでしょう。これはどのチームであっても起こる事なのでやむをえません。一方の早稲田はパントが上出来でした。長いパスのコールのしどころも良かったです。逆に立命のセカンダリが長いパスの守り方が(KG戦に続いて)イマイチでしたなー。
ライスは社会人優位なのは動かないので立命の頑張りがどこまで通じるかしか観点がないですな。対戦相手が得点力の高い富士通ではないのは立命にとって好材料でしょう。
脇坂とテツオが引退との事で、パナはモチベーション高く粘り強く戦うでしょう。立命はスペシャルプレーをドンドンしかけるチームじゃないのでですが、何かやらないと状況を打開できないかもしれません。でも、本来は奇をてらわず戦うのがスタイル。スペシャルは最低限でお願いしたいです。すると立命も粘り強く戦わないといけませんな。我慢比べなら社会人かしら。立命は試合終盤のフィットネスに課題があるのが心配だねー。
以上 |
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| 2015年11月7日 (土) |
2015年もあと2節 |
とりとめもなく書いてみます。
前節は久々に立命のナイスゲームを見ました。素晴らしい準備と高い遂行力、いいね!この出来の良さは10年ぶりかしら。やっぱり大事な試合ってのはこうでなくてはー。
勝つために、ノーハドルしたら良いジャン、ランプレーでどんどん押したら良いジャンと書いたのはもう何年前だったか忘れましたが、ここまで徹底したのは驚きでした。問題は最終節ですが悩むことなく関大戦と同じプランで進めれば良いと思います。KGにスカウティングされる分、関大戦よりも多少の捻りが必要ですがここで下手に「裏をかいて投げまくりじゃーケケケ」とばかりにパスファーストで投げ散らかしては例年と同じ結果になりますから。要注意。
深読みは、しすぎないようにしましょうね。あくまで7枚ブロックのランプレーが軸です。加えるとしたらノーハドルからのプレーのバリエーショ強化でしょう。モーション、シフトの追加と、そこからのミドルパスで十分。あまり増やすと実践する際に品質が下がりますからね。多用した両Tの後ろにエキストラブロッカーを一人ずつ配置してスーパーバックを一枚置くこのフォーメーションは今季の立命に最適です。この7人の破壊力は強力ですよ。
さて七枚ブロックというと古いおっさん達はダブルTEをまずイメージします。ただこれはボックスの中に人が大勢居るのは良いのですが、相手守備も大勢いるので、上手く相手を取れなきゃ隙間の無い長い壁に成っちゃうのが欠点。単騎で飛び込むバックスが右往左往する事もしばしば。ユニフォームが変わる数年前までの京大攻撃が、よくこうなってました。BOXが透明な満員電車に見えるあの光景です。
その点、この立命のアライメントでは、そこまでは混雑はしません。加えて片側のサイドに集中的にブロッカーを集める事が楽に出来る上に、チョッとシフトしただけでストロングサイドをガラッと変えられます。なので、どのホールを突くのかがプレーが始まるまで読みにくくなってます。又エキストラブロッカーは攻撃ラインズのブロックを一旦見てLOSに飛び込めるので相手LBを取ったり邪魔するのもやり易そうです。これはランプレーが笑う程、ゲインしてもおかしくない。いわばデカいFBが二枚並んで、何処に飛び込むか分からない状況なのですから守備フロントには驚異でしょうな。LBにしてみりゃ小柄なGぐらいのブロッカーがノーチェックで自分のエリアにドーンと現れるのですから、怖いなー怖いなー。 おそらく二枚のブロッキングバックも含めた七人が「OLファミリー」なのでしょうね。この辺、攻撃ライン出身監督ならではのコダワリではないかと勝手に関心しとります。
で、怖いのはこれだけではないのです。パスにおいても有効なのです。ほんのチョッとこのバック=エキストラブロッカーの二人がシフトやモーションしただけで、たちまち2×2や3×1に早変わり。となるとカバレッジも基本マンカバーを維持するしかないですわ。個々の勝負を守備に強要しながらパワーでBOXを制圧する攻撃。これは逃げようが無いです。まさに「オーバーパワー」の集大成。もちろんエキストラブロッカはダウンフィールドフィールドに出るのが遅い分、ディレイでフラットに出てパスキャッチしても良いですし、「あかん、ダンブロ失敗したっ!てのはウソですよーんレシーブ」をプレーアクションから決めたりと応用も利きます。ランでもシフト、モーションの結果、狭いサイドに3枚(うち2枚がエキストラブロッカ)にしたら怖い。もう、どんだけLB困らすねんって攻撃です。そしてとどめは、ブロッカーの要らない2年生RBと自分自身がブロッカーであるRB#42の存在。それぞれブロッカーの隙間をヌルヌルとヌッて走る1000ヤードウナギと、ボールを持って走るブロッカーとして有名です。おまけにQBは二枚とも走ることが出来る。怖いなー怖いなー(稲川淳二調)
この条件下で相手守備が疲弊した後半に、しかもノーハドルで一連の攻撃を続ければ、もう止められる守備は(外人込みの社会人チームを含めて)国内には存在しないのではないですか?。おっといかん、これじゃ最終節の展望ジャン。
ちなみに立命の西村は第6節で1000ヤード達成しないように。今達成すると最終節の観客動員にむけてのプレスネタが減るからね。走りやすいからといって走りすぎは禁物。周りも注意してあげるように。それよか平成7年7月7日生まれ70回キャリーして700ヤード稼いだ七斗って嘘みたいな状態ですな。
次節は「えへへ、やっぱKG戦で燃え尽きたいっスよby岸村」もしくは「試合のあたまから使ってくださいお願いしますfrom大内」が実現し、且つ「KG山岸、小椋はシーズンアウト」となれば、関大の勝利でしょうね。そして最終節は多くの観衆が集まるでしょう。これでもし観客動員5万人に届かなくてもKGが勝てば、プレーオフであと2試合追加。そうなりゃ、もう堂々の5万 over間違いなしですよ。リカバリープランとしては完璧ですよ。
KGは怪我人が本当に多い。仕上がりも少し遅い。チームも若い。攻撃が試合をリードしないと最後の2節は連敗するかもです。全体的に若手が多い分、新戦力を見て目を細める好々爺的な楽しみはあります。いや、そもそも昨今のスタンドは好々爺しか居ないですけどね。#87から#32に変えた一年生。この番号へのコンバートは何を意味するのか期待です。でもスピードスイープでオープンを回らせたりするのは良いですが、TBで使って怪我させるのは勘弁ですね。今年の#32は越中さんではなくて、あくまで松井君ですから。それとあと絶対スタンドで客がつぶやくのを期待しての起用であろうリターナーの前田前田ね。ついでに言うとQB中根と百田の背番号は、出来れば他のモノが良いですねぇ。#17、#15、#13、#4、#2、#1あたりにして欲しいんだけどな。そうすりゃ#1から#19まで全部揃えるという勝手な野望が一歩進むかもしれないじゃないですか。
とにかくKGは守備頑張って。今季4DLにしてんのはLBが不足してDLが充実してるからなんだろうけどDLでとめない限りはドライブを断ち切れない気がするのです。安田がドロップしてLBとして動くのはありですが、常時できるまでDLの層が厚い訳では無いし。安田のプチ力哉化構想も面白いのですがね。そして、残り2試合では小池がメチャ忙しくなりそうです。ランストップで上がると長いパスが飛ぶでしょうし。かと言って特に関大戦ではDB5枚は並べておきたいし。分岐点はフロント6でどこまでランを止められるかでしょうか。KG攻撃の奮闘で常時リードする逃げの展開にできれば、少々いかれても良いでしょうが、前節の反省から「やっぱり普通にやったらアカンのや」という事に気づいて、出し惜しみなしで挑戦するであろう関大相手にそうも行きますまいて。ナイスゲームを期待しています。
以上 |
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| 2015年10月23日 (金) |
2015年もあと3節 |
今更だけど備忘録がわりに今季の印象を。
KG
とにかくチームが若い。幹部以外の4年生がフィールドに居ないと言ってもよいです。知らん子ばっかり。
そのせいか、競った展開ですぐ反則・ミスを連発する脆さを抱えた状態に見えます。悪い流れを変えたり、我慢比べを耐えきったりするイメージがわかないなぁ。あとセカンドQBが定まらないのが課題かしら。中根で決まりと思うが試合経験が余りに少ないのが不安材料。加えてバックスのブロック力も心配。松井、亀山、前田らの若手は大型俊足だが、かつてのメンバーほどのブロック力があるかは疑問。この辺が微妙なゲイン不足をまねき、苦戦するケースも出そうです。
RBは下級生トリオが経験を積んだのは収穫。山口、高松、野々垣。加えて池永(たまにはTBで使ってあげてください)、木村(元QB)などなど、下級生には掃いて捨てるほどRBが居ます。でも上級生と大黒柱不在は心配です。三好復活しないかしら。中根、山崎、橋本のIフォーメーションから地味なインサイドのランの展開も見てみたいなぁ。
守備がもうひとつ落ち着かないのが最大の不安。4-2でSFを上げる感じ。小野の穴は大きいのか、ランはイカれる時は大きく出される。当たれるSF小池が大忙し。DBは複数の選手をとっかえひっかえで現在も試行錯誤中。ちょっと間に合わんかもねぇ。隠し玉のある関大攻撃やランパスともに向上した立命攻撃相手には結構な失点をするでしょう。なのでKGは攻撃が先制して最後まで加点し続けないと厳しいかもねー。
でもFGがねー。K頑張って。
関大
主軸は石内と2年の大内のローテで良いと思うが、QB岸村、RB地村がセットで復活する試合も見てみたいなぁ。準備して登場するだろうから怖い攻撃になりそうです。加えてここまでは試合によっては明らかに途中から流しているケースがあるので得点も獲得ヤードも大して参考にゃならん。これは怖い。そもそもパスに成長がみられるだけに攻撃はここ数年で最強かもしれないなー。怖いなー怖いなー(稲川淳二調)
過去、立命戦では攻撃の不調により徐々に不利になる試合展開となっています。今季はQB岸村先発で、ここまでとは全く異なる攻撃をしかけてくる可能性に期待です。つまり死んだフリ作戦ですわ。怖いなー、怖いなー。(岸村をぶつけるのは立命戦なのか関学戦なのか悩みどころですが、リアクションの早い立命守備にはプレーが崩れたときに強いQBをぶつける方が有効じゃないかなー。)去年も後半、岸村がスクランブルから連続ダウン更新したけど、今年は前半からアレをしたいねー。怖いなー怖いなー。
立命
QB西山が先発だろうけど要所で1年生を混ぜた方が良いでしょうなー。東野以来の天才的なスクランブラー。ロングシチュでも勝手にエキストラなゲインでダウン更新しちゃう恐ろしさ。怖いなー。
ただし、いかんせん線が細いので負傷に注意。セカンドQBが傷むとエースに無理をさせられなくなるしねー。それも怖いなー。怪我したら嫌だなー。嫌だなー。
さてそのエース西山は、右の10ヤードまでのパスがなぜか安定しないんですよ。特にアウトやコーナーがオーバースローするのはなぜかしらー。変だなー変だなー。
練習からもうバシバシ外しているので故意にやってるとしか思えないが、あまり失敗させてると大事な所で本当に失敗するかもしれません。マジで怖いなー。
バックスは多彩。パワーバックの長谷川が良いねー。目指せ1000ヤードの2年生RBは近年見られないウナギ走法の好バック。相手の守備は落ち着いてスクリメージ辺りで止めないとスルスルもといヌルヌル大会で大騒ぎになりますよ。嫌だなー嫌だなー。
戦力的には去年で底を打ったそうで、今季は優勝の期待がかかります。米倉体制としてもそろそろ正念場じゃないかなぁ。ここ数年の教訓を生かして過去の最高の準備をした上で西京極に姿を現して欲しいです。無論課題は攻撃です。攻撃のみです。準備が出来ずに負けるのは、もう見飽きました。
出来ないなら、もう攻撃は小細工せずに、ひたむきに力で押すシンプルなフットボールで「オーバーパワー」の集大成を見せて欲しいですなー。意外とその方が優勝に近いかもね(笑)。とにかく攻撃は若いQBを上級生が盛り立ててあげられるかが大事かしら。守備は今年も普通に強いです。とられても2TD程度でしょう。
関大、立命とも今季は優勝の可能性が高い。今年は優勝しておきましょう。逆に優勝を逃すと負傷者に悩まされるも今季若手ゾロイの関学が来季は息を吹き返しちゃってテコズルコトニなると思う。嫌だなー、嫌だなー。
あと、どうでも良いけど京大の西村監督から「目指せ集客5万人は志が低い」という主旨の発言があったそうだが、私はそうは思いません。隣接のガンバの新スタジアムとEXPOフラッシュフィールドの差が今の両競技の置かれた立場を雄弁に語っているよ。今の状況を考えれば随分と高い目標だと思うよー。京大は遠い昔と、遥かな未来ばかり見てないで足元をみる事も大事だよー。怖いなー怖いなー。
以上 |
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| 2014年11月30日 (日) |
2014年最終節 |
どうしてこのような結果になるのか。理解しがたい試合展開でした。勝手な言い分ですが、立命は守備以外の出来が良くなく、KGが攻守蹴に割と準備してきたのに比較すると双方の噛みあわなさを感じましたね。さてロクにリーグ戦を観ていないので今年は色々ナンとも言えない事が多いです。なので今回は違ったアプローチを。
「攻撃は4本取る。守備は2本に抑えターンオーバーは2回。相手はラン攻撃が多いはず。」これはKG側が試合前に想定していた事です。試合後のインタビューで実際に述べているので間違いないと思います。そして、この中からはスカウティングに基づいた「KGから見た立命の試合前の評価」が透けて見えます。言い方を変えれば「KGの攻撃コーディネータが立命攻撃の持つプレーの中からプレーを選択してコールを入れた場合、KG守備相手に2本は絶対取れる。」と考えていたのです。少なくとも「KG守備には幾つかの課題があり、立命攻撃はそこを突けば十分得点できる力量がある」と評価していたと言えると思います。そして、その鍵はラン攻撃であると言っているのです。
これを元に、KGの持ち込みたい凡その試合展開を考えるに下記になるでしょう。
・何が起こるか分からない試合。なので突発的な失点でも耐えられるように2本差をつけた時間帯を維持したい。2本差をつけるには最低2本取る必要がある。つまり絶対先制TD+無失点のまま追加TDとしたい。(その為に最初のポゼッションを準備したのでしょう。躊躇無くギャンブルしています。)
・守備の失点を覚悟しているので、このリードを維持するためには原則ギャンブル実施で加点し続ける。(事実2TDをあげるまで結構、遮二無二なって点を取りに行きました。又、伊豆を3rdから投入する事もこれに関連しています。)
・2本差をつけて終盤になれば守備は積極的に動ける。加えてキャッチアップ攻撃の為、プレーを限定せざるを得ない相手攻撃を読みやすく(=抑えやすく)なる。これで逃げ切る。(つまり近年、毎年見られる光景に持ち込む。)
さて、実際の試合では、どうだったのか。想定以上に良かったのは立命守備。KGが苦労して作った2本差を自らの力で1本差に縮めるスーパーな活躍でした。次に、キッキングでKGが圧倒。これも影響してか、KGの守備が(結果的に)想定以上に大当たり。(99年にSFをオーバーロードさせた守備で群がるように立命攻撃を止めた光景を思い出しました。)
後半21-7になってからは、KGは積極的に点を取りに行かなかったのですが、下手に取りに行って出来の良い立命守備相手にチャレンジする事を回避したと言えます。攻めたほうが失点する可能性があり、逆に相手に攻めさせたほうが計算の範囲内で済む。そんな状況になったからです。きわめてKG的な思考ですが「より試合を制御下に置ける方を選択した」という事でしょう。
最終的にスコアはスケールダウンしたものの、KGの持ち込みたい試合展開の中で落ち着いてしまいました。
つまり概ね当初のゲームプランどおりに進んだのです。4本取る必要が無かったのは失点が予想以上に少なかったから。そして、ああ言わずもがな。立命にとって何が良くなかったかは、既に自明です。昨年は守備、キッキングが奮戦した分、攻撃の一人負けでした。そしてやっぱり今年も攻撃(キッキングも同罪ですが)の負けなのです。
その攻撃について(あえて)あげつらうと・・・・
・前節までの試合で多彩なバックスを使っていたのが、この試合は1年生RBに頼りきり。
・そのランプレーにしても展開の遅いものが散見。これは裏からKGのLBが追いついてしまいます。関大戦でタイミングの早いプレーにKG守備がドンドン走られたのを見ていた人にとって、頭に山ほど疑問符がつきました。
・交代で投入した1年生QBも、持ち味を出させず早々にサイドラインに引っ込めたのは何故でしょう。1年同士のコンビネーションを生かすパスでもなく、前田を上回るキーパーの速さを生かしたプレーをするでも無い。前へ出る守備の足を止めるには走れるQBに変えてアチコチ動かすのが定石だと思うのですがダメなのでしょうか。
・そもそも今年の看板は、やっぱりOLだったのではないですか?力を入れたのはランプレーだったのでは?そしてKG守備の課題はランプレー対応だったのではないでしょうか。今年は立命攻撃にとってプラスに噛みあう状況に見えたのは私だけでしょうか。
・何の為のパワーバックの育成だったのでしょう。そして大一番で、そのポイントゲッターがろくにボールを持たず且つデコイとしてもプレーせず。これで攻撃に何かメリットを出せたのでしょうか。
・加えてQBを動かしてからのパス。前田はまっすぐ下がって、正面(内側)に入ってくる遠くの的に当てるのが上手いのですが(今季のロングパスは軒並みそうです)自ら動いてのパスは印象が有りません。これやるなら西山入れて左右に動かしダメなら即GOで良いでしょう。
・ああ、そして総じて投入した攻撃バックスが若手ばかりですよ。上級生は一体何処?
・1Q最初のノーハドルを見せたポゼッションはテンポも良く、準備されたものでナイスなチャレンジでした。でも、後が続かないのはどうしてでしょう。加えて残り時間が減っていく中で悠長にハドルを組む理由も分かりません。否、組んでも良いですが時間をかけすぎです。
昨今のこのカードは選手が変わるだけで毎年毎年似たような試合展開になっています。まず疑問なのは毎年KG戦だけ攻撃が良くない事です。他の6試合は決して悪くは見えません。
そこで「相手に力を出させないのがKG守備の凄いところ」などと印象だけで述べていてはダメ。むしろ(どうせ印象で述べるなら)KG戦だけ明らかに余所行きのプレーをしているかに見えるのです。
今年に限っては相手を見る必要も無く、奇をてらわずに得意なプレーを続ければ勝負できる関係だったはずなのに余所行きのプレーを選択してしまう理由は不明です。酷い言い方をすれば「ラン主体の攻撃に対してランを止めに来る守備を準備するだろうから裏をかいたパス主体の攻撃をしよう。」と思いつき、「精度もレベルも無視してパス攻撃を選択する事を目的としたから(=得点することが目的ではない)」
が想像できる理由の一つです。もしくは「KG守備を過大評価していた」。あるいは「自軍の攻撃チームの力量そのものを信用していない」という程度でしょうか。これらはさすがに在りえない話でしょうけど、なんせ相手の嫌がることをしないのですから。
総じて1stダウンのプレーが、まともにゲインしておらず常時ダウン更新に苦労する、所謂、1プレー余計に要する攻撃になってました。別の見方をすると、試合の早い時期からプレーを絞り込み過ぎで、相手守備をストレッチするという行為をスキップしているように見えました。
このチームの一番得意なプレーは一体何でしたっけ。それは今年こそKGに勝つために1年間かけて作り上げたものではなかったのでしょうか。
どうしてそれを引っ込めるのでしょう。それを上回る秘策があれば別ですが、この試合ではそうではありませんでした。
試合の途中で得意プレーが通じない事が分かったからというのも理由でしょうが、それって試合が始まるまでに、もうちょっと事前に対策打てませんか。
「最終節だけではなく、それまでの期間も両チームは戦っている」というのは、そういう部分も含めてのは話だと思うのです。
スタッフは山ほど居るのですからWorkload的に準備が出来ないという訳でも無いでしょう。そういう意味では最終節に至る6節の過ごし方、戦い方も含めて修正していかなければならないのかもしれません。
結局、得意技は出し惜しみ、秘策も準備できない。そりゃあ手も足も出ませんよ。毎年奮戦する守備とは全くの好対照です。
今年こそ自らの得手と相手の不得手が噛みあう絶好の機会だったのに、それでも(実質)完敗してしまう。しかも例年と同じ展開で。これはもう選手の上手い下手の問題ではなく、チームのあり方の問題でしょう。期待できるのが守備だけで攻撃が毎度この調子では、強敵相手に良い勝負はできても勝ちきることは難しい。今後チームにドラスティックな変化が無い限りは、問題の解決は期待できそうに無いと言わざるを得ません。
歴代主戦LBがつけた番号#44やDB#13は、選手が代わっても相変わらず素晴らしい活躍でした。そしてこのカードの対戦成績は、1990年以降、実に四半世紀にわたり(今年の結果を含めても)全くの五分なのです。リーグを、そして日本を代表する立派な強豪チームである事を(そのフットボール界における責任も含めて)忘れないで頂きたいです。
おそらく今後は関東学生が力をつけてくるでしょう。関西の、否、日本フットボール界のニューリーダーとして、さらに一段上のステージに進む事を求められている時期ではないでしょうか。
(嫌な事を言わせてもらえば、監督と攻撃コーディネータはactingできるpositionでは無いと思います。少なくともそんなに軽い仕事では無いでしょう。そもそも大型強豪チームの中で、現在そんな所はありましたっけ。色んなチームの過去を遡って確認すれば、それがどういう結果をもたらしたか分かるように思います。何かを変えて新しい状況を自らが用意できるようになるまで、期待するようなコメントは控えざるを得ません。)
さて、KG側は個々には面白いプレーがポツポツありました。
キッキングでは開始劈頭のKORでしょう。プーチを蹴られても怖くなく、左右どちらのリターナーに落としてもサイドリターンの為に最低でも壁3枚は確実に確保できるアライメントでした。
又、田中のパントリターンは(ヤッパリ登場した)スペシャルプレーで、昨年(詳しくは昨年の記事を参照)大森がやりそこねたプレーとほぼ同じ。奥に落ちた分、返しきれなくて残念でした。
キックカバーではK#12の技術とカバーチームのコンビネーション。滞空時間のあるキックを計ったようにサイドライン際に落とす技術と、カバーチームの詰めの速さに脱帽です。
伊豆のパントそのものは好調でしたが後半P#20のパントがチップされたのはいけません。パントチームは要修正です。
攻撃では3rdから伊豆を入れて奇妙なアライメントからランプレー、プレーアクションを披露。今後の試合に向けての仕込みが既に開始されています。ランニングパントどころか3rdパントの可能性も考慮させる底意地の悪い起用。いやーキッキングのコーチは今、楽しくてショウガナイと思いますわ。
ただしその他には特に目立って珍しいプレーはありませんでした。最初のポゼッションで見せた久々のノーハドル+ハリアップ攻撃の集中力が凄かった程度でしょうか。これは本当に見事でした。審判がついて行けない程、アップテンポでした。事実、立命の交代メンバーがフィールド外に出る前にスナップされたのを流してしまっています(本当は立命守備の12人プレー)。
他に攻撃で目に付いたのは、強いて言えば斎藤のポケットワークの上達と、それが生きたキーパーが多くコールされた程度でしょうか。ショベル、ショベル、ショベルフェイクからロール。3歩スプリントで縦。よく動き、よく投げました。動くことでターゲットが空くのは良いのですが、その分パスそのものの精度は去年より荒くなりました。とても残念。インセプが歴代のパサーと比較して(正直言って引くほど)多かったのはチョット勘弁です(半分は立命守備の準備を誉めないといけませんが)。
あと、いい加減に木戸には機嫌を直してもらって欲しいです。抜けてるのに捕れない。捕ったと思ったら線を踏んでる。エンドゾーンで落球。こんな事では「タッチダウンパス以外興味ない」「エンドゾーンに駆け込めないルートはお断り」などあらぬ噂が立ちかねません。仮に噂が本当でも、捕るのがレシーバの仕事です。四年生なのだから、スコアと関係ないパスも捕って、タッチダウンパスは下級生に譲る。これぐらいでも良いぐらいです。そうそう去年の梅本みたいな感じですね。それとリターンで不用意にボールを触りに行くのは、止めましょう。
以上 |
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| 2014年11月22日 (木) |
2014年最終節をむかえて |
(観戦数も少ないので今季はメモ書きていどしか書けません。)
チャレンジすれば勝てる立命と、それ以上にチャレンジしてようやく僅差で勝てそうなKG。
立命は得点できるがKGは得点できないかもしれない。KGは意地でもポゼッション毎に得点を続ける必要がある。なので通常よりスペシャルは多めだろう。
序盤から畳み掛けて殴り合いで勝つしかKGが勝つ方法が見当たらない。
立命の勝利の条件は、受けて立つのではなく、自らチャレンジするプランで行く事。スペシャルプレーをしろと言っているのではない。正しい準備して挑んで欲しいという事。そうすれば勝つ。
ここ数年で最も有利とはいえ、何も仕掛けなければ接戦になる。接戦になれば何が起こるか分からない。
ここは一つ2008年のKG戦でも見て、チャレンジする事の重要性を再認識してはどうかしら。今年の立命はこの年のチームに似ている。スーパーエースは居ない、QBで勝つチームでもない。そして守備は強い。
あのチームのように戦い、勝つことを目指せばよい。逆にチャレンジせずに終って且つ敗北した場合、チームの存在意義すら疑われる事になるだろう。
さてスーパーエース達のスーパープレーを軸にしない今年の立命攻撃。特にバックスのブロックのタイミングとポジショニングが素晴らしく
チーム全体の力で攻撃を全身させるという方向性がにじみ出るプレーが多い。この地味な攻撃や、絶対的エースの不在も、裏を返せばこうなる。「ここ一番での周到な準備を行い、多彩なバックスを使い分ける守りにくい攻撃の完成を目指していた」と。
今年のこういった「チーム作りの転換」は高く評価されるべきだと思います。そしてなにより控えQBが試合で問題なく使えるのが去年との最も大きな違い。むしろ投げて走る能力では一年生の方が上だろう。
加えて前田は結構頑丈。QB陣は最後まで伸び伸びとプレーできそうだ。体型も相まって、地味な高橋公一と呼んでも良い前田。高橋公一ほどの星の巡り合わせは持っていないようだが、学生最後のリーグ戦で神様が気をきかせてくれるかもしれない。
一方のKG。奇跡的に形になったKG攻撃ラインは評価できるが昨年と比較して上回っているだろうか。
又、肝心のパッシングユニットは残念ながら昨年の方が完成度は上だろう。特に四年生ターゲットとのコンビネーションが向上していないのが気にかかる。多彩な攻撃バックス陣の底上げは頼もしいが、急成長したRB橋本以外に核となる存在が新たに現れたかというとそうでもない。
方やKG守備はここ数年で最も弱い。タイミングの早いランプレーを止められない。
この「間違いなく複数TDを奪われる守備」を補って攻撃が加点し続けられるかが鍵だが昨年でさえ立命守備に完封されたのに今年の攻撃で大量得点が期待できるだろうか。加えて立命守備は今年は去年に増してさらに強い。答えはノーだろう。
KG攻撃は立命以上にチャレンジしなければ勝機は無いだろう。キッキングでのスペシャルプレー、スペシャルリターンも含め攻守蹴総がかりで仕掛けなければ試合は動かせない。むろん失敗して早期に自滅すれば大差で敗れる可能性もある。
それでも仕掛けないとダメ。そして全てが上手く行って勝利したとしても極僅差ではないか。
KGのやりそうなプレー
TE松島のタックルスクリーン(今季Tで先発済み)
RB橋本のワイルドキャット(自明)
QB伊豆先発(モビリティが高いQBでないと立命守備相手にまともにプレーできない)
以上 |
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| 2014年9月6日 (木) |
再掲:ライスボウル(1月18日分) |
Geoが唐突にサービスを中止したのでライスの記事が飛んでしまいました。控えから再掲しますが、前回掲載分を保管していないので一部変えました。過去のライスの対戦成績の記載も割愛しました。(2014/09/06)
重み付けも加味して下記の順番でKGの敗因が挙げられると思いました。
�.粥璽訌姐況發良毀�さ
��開いた個々の能力の差
��3DL守備の限界
■良かったこと
獲得ヤードは3度の対戦で最多。
特にパス獲得ヤード最多。
前回同様ターンオーバーレシオで上回る。
1Qの3プレーでのキャッチアップ。
前半途中からパス守備向上。2INT。
フェイクパント2/3成功。
■悪かったこと
喪失ヤード最多。
特にラン喪失最多。走られすぎ。
ターンオーバーを生かせなかった。
ターンオーバー回数そのものは減。
ラン攻撃出ない。というよりしてない。しなさすぎ。
得点効率の悪さ。後半ゴール前まで4回行って9点。
攻撃のブロック悪くなった。
パスプロテクションが持たない。
ベンチミスでTOを浪費。
キッキングでチャンスメイクできなかった。
■試合前はこんなイメージだったのかもしれない。
・出来れば大きく先行しておきたい。
・守備の負担を考慮して攻撃は出来るだけボールをもっておきたい。
・ラン守備が課題の為、相手にはパスを投げさせたほうがマシ。
・少なくとも大きく点差を離されてはダメ。
・かといって失点防止は難しい。
・だから加点を続けたい。
・でも普通のラン攻撃は出ない。
・なのでひたすらパス攻撃で対抗。
・ランの代わりにショベルを無理やり出す。
・ギャンブルもドンドンするい。
・失点が続いても最悪、殴り合える展開にしたい。
・終盤勝負に持ち込みたい。
■実際は
・先行されたが直ぐ同点に出来た。
・先行すべくギャンブルしたが失敗した。
・パスはある程度は抑えられる時間帯を作れた。
・押さえている間に加点したかったが至らなかった。
・やはりランは止められなかった。
・早々にランプレーを多用され押され始めた。
・パスは通用したがエンドゾーンを割れず点差が詰まらない。
で、このまま試合が終った。
★殴り合えそうで殴れなかった攻撃
3-3-5からドンドン走られるKG守備とパス中心で何度もゴール前に迫るKG攻撃を見て、2007年度(KG38-52電工)の展開でKGに点が入らなかったら、こうなってたんだろうなーと思いました。違いはゴール前で、あまりに刈り取れなかった=TDを奪えなかった点でしょう。その原因はラン・パスのバランスの悪さが一つ。もう一つはブロック力の低下でしょうか。
QB斎藤はパスにおいて、ある程度の時間を得られました。しかしプレーをつぶさに見れば分かりますが過去2回の対戦と比較すると結構なプレッシャーを浴びています。特に終盤は消耗するブロッカーと無理なコールから苦しいプレーが続いています。
典型的なのが3Qゴール前攻撃。タイトIフォーメーションからFB梶原TB鷺野のブラストをフェイクした左サイドへのパスが、あっさりDEにつかまったプレー。「殆どランプレーしてない」からプレーアクションパスが効かない。その上、DL→RB転向した梶原が「ブロック負け」しているプレーです。
ヒットが目的ではなく時間を稼がないといけません。逆に、あたりが悪くてもQBの為に時間を稼ぐことが出来ればOK。しかしこれが過去二回と比べると上手く出来ていないのです。
それに加えて、そもそもランプレーを殆どコールしていないから守備がつられて動いてくれない。これでは厳しいでしょう。
OLが強いのは今季が最後なのだから前半どこかで(2,3度で良いので)力勝負のランで勝利してゲインするのを見せつけてやる必要があったと思います。ある程度の勝負は可能だったと思うだけに残念です。そして金本、榎のブロッキングTEコンビとRB望月ら「パワー派」の卒業による穴はヤッパリ大きかったと言わざるを得ません。
一昨年は望月のパワー、畑のスクランブル、糟谷-南本のパス。昨年は鷺野-望月のパス。望月のパワー。今年は鷺野ラン、斎藤-梅本のパス。結果的に(競った展開の中では)スペシャルプレーやスクランブルという「想定外のプレー」か「パワー」でしかエンドゾーンを割れていないKG攻撃です。この試合ではRB三好のダイレクトスナップからのディレイドのカウンターという猪口才なプレーで一気に刈り取りに行ってはいます。しかし、そもそも相手の最も嫌がるパワーランの用意を出来ない=しない 時点で得点力は最初から不足していたのかもしれません。
※来季はパワーランは一層期待できなくなる上に、守備フロントも入れ替わります。なので斎藤が三原並みにTDパスを決めまくらないとライスにたどり着くことも出来ないでしょう。(なお三原と言えばショベルパスですが、この試合でも斎藤はショベルを用いて前半から種を蒔いていました。ですが点差の拡大でプレーを仕舞い込まざるを得なかったようです。さすがに再考なりアレンジが必要な時期ではないでしょうかね。)
★構造的にもタレント的にも厳しかった守備
一方の守備はこの日の出来は限界に近かったと思います。事前の予想通りインサイドランに対応できず、パスラッシュも微妙に届きません。幸いQBのパスパターンはかなり高い精度で読めていたようです。続発したキャッチミスにも救われましたが、前半は良くカバーできたと思います。特に前半は木下を完封し1INT、1CUTを記録できたのは大きかったでしょう。都合前半2INTは上出来ですよ。
さて3-3-5からRBの好ランナーに走られるという構図は2007年度のライスボウルと同じ。構造的に対応できない上に個々の勝負でもフロントが敗れている以上、社会人攻撃を上手く押さえ込む手立ては無かったと言うのが実際の所でしょう。攻撃が加点できず点差が開く中、継続して対峙する守備の消耗は大きかったと思います。もし攻撃が継続的に得点できて、競った時間帯が続けば社会人攻撃にもミスが出たかもしれませんが、そういう展開にはなりませんでした。その意味で試合の敗因は、そもそも劣勢を予想された守備ではなく、攻撃に、より大きく存在すると思いますね。
なおTVで解説者がしきりに池田のコンディショニングに言及していましたが、確かに池田の凄さを全国の皆さんに見ていただけなくて大変残念でした。クイックネスでOLを翻弄しスピードで広い守備範囲をカバー。且つ独特のヨミでボールを奪うことが出来る、これが魅力です。加えて今季は当たりの強さが増しています。この試合のパフォーマンスは(当然ですが)最悪でした。なんせスピードが出ないのですから脅威は半減です。この際、池田は投入する状況を限定して(ランストッパーのみ)、若手LBを代わりに起用した方が良かったかもしれません。昨年はこのメンバーに梶原、朝倉が。一昨年はそれに加えて長島がいました。彼らの抜けた穴は予想以上に大きかった。やはりある程度、タレント的に勝負できない
と社会人は止められないと強く思いました。
後陣強調はフロントに個々の勝負を強いることを示しますが、BOXの中でもう少し対抗できないと対策すら打てないという感想を持ちました。
★試合を作りきれなかったキッキング
1Qに最初に社会人がTOを取得した時の双方のHCの表情が大変良かったです。特に大橋HCなんか、よっぽど嫌なモンを見せられた時にしかしない顔をしてました(笑)。「なんやねん、おっさん!また、もー、変なアライメントしやがってー!(嫌)、タイムやタイム!」という声が聞こえてきそうな表情。一方、ギャンブル失敗に終った後の鳥内監督の「やっぱ、アカンかったか(笑)」「じゃあ次いこか」という表情。ある種、この試合で一番面白い光景でした。
古庄は過去2戦含めて常にバックサイドに張るのでスローバックを防ぐのは彼しか居ないと思ってましたが、やはり彼でした。ただし通された上にパックも完全ではなく、もしタックルが甘かったら軽く行かれてたと思います。なので実際は間一髪のプレーだったでしょう。確かに大橋HCは良いタイミングでTOを取得しました。結果ダウン更新も阻止しました。でも、それはこの時だけ。逆に、反応して止めたのが古庄だったので「結局フェイクプレーはチームとしてまともにCareしていない」という事を露呈したともいえるかもしれません。つまり「ここまでは社会人も気にしていない=手が回っていない」という事を学生は確認でた訳です。事実、社会人は以降2度のパントフェイクのギャンブルはアッサリと決められてしまってます。この最初のフェイクプレー失敗が勝敗に大きく左右するようなシチュエーションではありませんでした。しかし以降のプレーセレクションに大きく影響を与えたのは間違いありません。
ただし同時に変な形で大きな弊害を及ぼしたのも見逃せません。おそらくKGは試合前に、片っ端からフェイクプレーを続ける事を決めていたと思いますが、どこでパントフェイクを使い、どこで通常のフォーメーションからギャンブルするかを徹底できて無かったと推察します。それが4QのTO連取という大チョンボに繋がっていると思うのですがいかがでしょうか。
一方のリターンゲームでは完敗しています。まともに機能したのは後半の鷺野のKORだけ。決まったのを見たことがないフォームビーは予想通り失敗。社会人カバーチーム相手にまともなリターンが出来ませんでした。過去2回含めてリターンは最悪の出来だったと思います。裏を返せば社会人カバーチームの準備が良かったと言えますな。加えてFG失敗も痛恨で、総じてキッキングで試合を動かしきれたかは疑問の残る出来でした。
■最後に
※リスクとメリットのトレードオフ
まずはスタッフとは言え登録外メンバーの参加を配慮いただいた関係者に御礼を言わないといけません。学生側の事情を諸々ご考慮いただきありがとうございました。
当日移動が間に合わないのはチームの責任です。試合に間に合わなかったのは残酷な表現ですが自業自得です。
移動が間に合わなくなるリスクと、当日移動をしてまで得られるメリットを天秤にかけて、コストと手間も考慮した結果、後者=メリットを選択したのですから。逆にそれだけ学生側にディスアドバンテージが存在していたという事でしょう。監督は勝敗に影響は無かったといいますが、3本差をひっくり返す程の効果は無かったと私も思います。なんせ実質完敗なのですから、言い訳にもなりません。ただし試合そのものに影響が無かったかと言うと、それはあったでしょう。なんせ200名超のうち80名超がハーフタイム直前まで参加できなかったのですから、そりゃ影響はあるって。
オペレーションの背景としては下記3点でしょうか。
・場所の観点
「開発したスカウティングツールやデータを持ち出せる環境が無い。加えて作業遂
行上プレーヤーが実際に動いて検証する為のフィールドも必要。従って学内で作業
するしかない。」と想像しています。
・人数の観点
個人的には多過ぎる印象があるが、Roles&responsibilitiesが不明な為、なんと
も言えません。有る程度の人数が必要なのは「アナライジングメンバーだけでなく
、実際に試合でプレー参加するプレーヤーとの共同作業」であることが求められて
いるからと想像しています。このチームの高い実践力の背景を推察するとそう思え
ます。(「プレーヤーの感覚とアナライジングの結果」「対策案とその実践の可否
」。これらの「突合」を行い精度を高める作業なのでしょう。)
・時間の観点
後は前日最終の新幹線に乗るならば7pmには作業を終えなければなりません。当日
移動の場合と比較して11-12H程度のGAPが生じますが、これをどう評価するかです
。おそらくこの時間内に見つけた一つのヒントが
勝敗を分けるとの判断をしているのでしょう。
実現の可否を考慮せず乱暴に考えれば、人数を倍にして半分を前日移動、半分を当
日移動にすればレベルを有る程度維持しつつリスクも回避できます。もしくは学校
に留まり分析を続けて試合会場に移動しないメンバーを新たに用意して、前日移動
、当日移動、留守番の3チームの間で上手く情報連携をとる方法を考えても良いで
すな。(移動しなくても同じレベルのServiceを会場に提供する方法は無いか?と
いう事です。)
まあ、そもそもツールを外部でも使用できるようにして、半日分の練習場所も移動
先に確保出来れば一発で解決しますが(笑)。おそらく今後は何かしらの対策は考
えるでしょう。これで又、このチームにノウハウが一つ増えると思えば楽しくもあ
ります。
※学生対社会人の構図
フットボールは競技の特性から試合内容の殆どを数値化できちゃう不思議な競技。
データが試合を大きく左右するほど意味を持つのはその為です。データを生かしや
すい競技な訳です。なので試合直前まで夜なべしてガリガリ分析するのです。そこ
まで大げさでなくてもテキトーにチョロッと見ただけでこんな結果が出ちゃいます
。どこまで遡るか議論はあるし、そもそも面倒なので適当なところで辞めました。
学生代表と社会人2位(JXB負けチーム)を比較してみるとよい。
いつまで遡るのが適当か分からんが、8年分をみてみると
4回 学生代表の方がJXBの負けチームより肉薄もしくは勝利。
2回 JXBの負けチームの方が学生代表より肉薄。ただし試合は学生の方が粘っている。
2回 JXBの負けチームの法が学生代表より肉薄。JXB負けチームの方が粘れている。
という内訳になる。ゆえに学生代表の方がJXB負けチームよりも良い勝負をしており、最終的に点差をつけられても、より粘り強く戦えていると言えまいか?
【内訳】
2006から2009:JXB 負けチームよりも学生の方が肉薄している。または勝っている。
2010:学生よりJXB 負けチームの方が肉薄している。
2011から2012:学生よりJXB 負けチームの方が肉薄している。しかしライス勝者が決勝点をあげた時間はいずれも学生相手のほうが遅く学生の方が粘っている。
2013:学生よりJXB 負けチームの方が肉薄している。
決勝点の時間帯や、それが逆転で成されたものか、一方的に押し捲った結果なのか
は時間を見ていけば分かります。この辺の諸々の値を見ると勝った負けたの星勘定
で大きく後れを取っているからといってライスボウルが本当に「一方的過ぎで無意
味でツマラン試合ばかりになった」とは言えないんじゃないのかな。
社会人同一チーム4連覇は確かに学生4連敗を示すのですが、同時に「他の社会人チ
ーム4連敗♪」であるの事を忘れちゃダメですね。学生は学生ゆえ弱い年はガクン
と力量が落ちるのも事実。ですが総じて社会人二位と比較しても遜色無い試合を行
っていると言えるでしょ。試合の面白さで評価するなら、どう低く見積もっても
JXBとトントンもしくはそれ以上でしょうよ。
もう10年以上前に「ライスボウルは歴史的役割を終えるであろう」という主旨を迎
賓館(懐かしい)で宰相君が述べました。だけど、読みが甘かった。道のりは思っ
たよりは少し長そうですな。
もっとがんばれよ社会人。毎年異なるチームがライスで学生を圧倒し続けないと。
何時までたっても夜明けが来ないぜ。
そうそう、脱線しますが「過去の星勘定だけを取り上げて云々するのはフットボールの
フの字も知らん素人でも出来る事」です。これでスポーツコラムニストと名乗
ったりする人がネット上には居るのだから噴飯物ですよ、ぎゃはは。専門家だと名
乗るなら星勘定だけでなく試合内容についての洞察も含めて考慮して語るべきでし
ょ。それがユーに期待されているバリューですよバリュー。お年玉のあげすぎで小
遣い稼ぎが必要なら他所でやって欲しいですね。ちなみに私は小遣いはあげません
。
※試合の面白さを数値化できないのかなぁとふと思いましたよ。代表的なのは
AK-Chartなのですが、双方の「押している時間帯」を個々に数値化すれば面白い結
果が出るかもしれないね。
リードしている時間、同点の時間、追いかけている時間、この辺を点差もしくはポ
ゼッション差でスコアを決めて積算したらどうかしら。勝敗が決まってから=点差
が開いてからの時間帯が長い程、つまらん訳だから。
っつーか、馬鹿なアメリカ人あたりが既に数値化のロジックまで含めてとっくの昔
に組み終わっていてもおかしくないんだけどね。
※持ち上げすぎは気持ち悪い
多くのOBが緊急対応してくれたのは有り難い事だし、このチームならではの出来事
なのも分かります。合流できなかったメンバーが居て悔しいのもわかります。気の
毒に思うのも分かります。
でもね、タイムアウトの取り方はまずかったし、プレーセレクションも?なものが
結構あった訳ですよ。加えて今季はダメな部分がかなり有ったデスよ。甲子園前に
主力が怪我ってのが二年続くってのはオカシイでしょ。
アカン所はアカンと言うのが愛情だと思うので、持ち上げすぎの文章を見ると正直
気持ち悪いですね。批判すべきことは批判しましょうや。と言っても気持ち悪い文
章を書く人には響かないわな。
以上 |
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| 2008年10月2日 (木) |
自戒を込めて 「知らない事を無理に書いたら駄目」2 |
本当に知っているなら。その自信があるなら。憎まれても良いなら。本当にそれが好きならば。まず自分の立ち位置を明確にするのが順番です。根拠を持った自論を公開すべきです。その上で批評すべきです。そうすれば、仮に最終的に自論に欠陥があったとしても厳しく批判されることはありません。その人が批評を行なう背景を知ることができるからです。その人が批評する根拠を知る事が出来るからです。その人が批評する基礎となっている知識を知る事ができるからです。そうすれば、その人と対話が出来るからです。得体の知れない人とはコミュニケーションできません。警戒されるだけです。加えてそこに悪意を感じれば警戒から憎悪にかわります。 何かに対して批判する事でしか表現できない自称:表現者はそれを肝に銘じてほしいです。覚悟がなければ、もう書かないで欲しい。ましてや自分の活動が批判されたからといって言い訳しないで欲しい。憎まれ役で良いというならなら本当に憎まれても良い覚悟を持たなきゃ駄目。周りが手加減してくれる(=大人の対応)のを期待しての「憎まれ役自認」発言はその段階で既に子供です。憎まれても平気な顔をしていなければいけません。ガタガタ騒がずにね。 そして何より、誰も反応してくれないから言って自分のポリシーを捻じ曲げてでも露出を増やすのは最高に見苦しいですよ。 そんな肩肘張らずに、楽しく試合を見る事が出来ませんかね。おおらかな気持ちで、笑顔で楽しく見られませんかね。読み手がクスッと笑ってしまうような楽しい文章を書けませんかね。好きなんでしょう?フットボールが。
一日も早く試合予想を掲載してくれることを期待して止みません。 そうしたら、気持ちよくこの文章を削除します。 |
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| 2008年10月2日 (木) |
自戒を込めて 「知らない事を無理に書いたら駄目」 |
知らない事を無理に書いたら駄目。どうしても書きたいなら、自分なりの根拠を示さなければ駄目。それが出来ないなら、少なくとも辛らつな事は書いては駄目。 ましてや尊大な態度、攻撃的な表現など持っての外です。根拠も示さず厳しい事を書けば、暴言として憎まれます。間違った根拠に基づいて厳しい事を書けば、もっと憎まれます。例えば、後だしジャンケンのごとく、既に結果が出ている事象に対して理屈で辻褄を合わせるような批評は、書く方はラクですが、結果も経過も明確で広く知られている分、間違った理解に基づいた文章は目立ちます。(当然です。キチンと知っていれば間違えようが無い書き方をしているのですから。)こういったラクな書きかたをしているにもかかわらず、間違いを指摘される場合は、そもそもロクに知らないのに無理やり書いているという事になります。よってその文章は、根拠も示さず、叉、間違った根拠に基づいた文章として、厳しく批判されるのは当たりまえです。内容が辛辣ならなおさらです。自分の立ち位置を明確にせず、出た結果に対してのみ論評するこのやり方は自論を示さず、何かに対して上がってきた反論に対して反論をするだけ、というスタイルと変わりません。書き手が比較的ラクに書ける上に、知らない人からは一見偉そうに見えます。しかし一方で、一旦低い評価をされ始めると簡単に止まりません。それはには理由があります。まず自論を示さないので、そもそも何と比較しての批判かが分かりません。そうなると批判の為の批判を行なっている人にしか見えません。そうでなければ唯の(純粋に)悪意をもった人にしか見えません。どっちの人も、まず好きになれません。(加えて間違った理解の元で辛らつな内容が書いてあるなら、頭にくる人が出てきても当然でしょう)気がつけば、文章そのものへの疑問が、書き手の人格を疑う事にまでエスカレートする。こうなると、その人への評価を変える事が難しくなる。これが理由です。会ったわけでもない、膝詰めで会話をしたわけでも無い。そんな相手について一度固まってしまった見方を変えるのは難しいです。
こういう人が。10年前からネット上にいる。
観戦記と称してスタジアムで目にした事についての小言から書きはじめる。間違った知識をひけらかし、それに基づき辛辣な批判を書きなぐる。調べれば簡単に分かる事実についても同様で間違を元に平気で放言する。仮に間違いに気づいても訂正せず、逆に根拠の無い自説の正当性を主張する。一方で自説に都合の良い誤解を故意に行い、これで自説を補強し続け何時までたっても訂正することが無い。ハンドル名など2種どころか3種以上持ち、あたかも複数の人間が自説を支持するかに演出する。性質が悪い人だ。何せ間違いを指摘すれば、まず言い訳をする。(ここで放っておくと、同じ間違いを故意に続ける。)咎めれば開き直って文句を言う。終いには聞かれもしないのに体調不良を訴える。「店」を閉めて、気がつけば被害者ヅラをしはじめる。しばらくして再開するが何も学習していないので、同じ事を繰り返す。本性を知っている人は誰も相手にしない。相手にされないのが嫌なので露出を増やしていく。故意にセンセーショナルな事を書くようになる。目に付くようになる。指摘されるようになる。振り出しに戻る。 放っておけば良いのですが、このサイクルの過程でダラダラと流される誤った情報については許すことは出来ません。なぜ、ここまで強い語気になるのか。一にも二にも彼には自論が無いからです。なぜそう言えるか。それは彼の行動パターンが物語っています。 「観戦記は書くが予想は絶対に書かない」これが全てです。 自分の考え方や知識を動員して広く開示しなければならない行為に耐えられないのです。自分の軸足すら明確に示す覚悟の無い奴に、辛辣な指摘をされる筋合いは誰にも無い。ましてや誤った知識、理解に基づく批判は、初心者に誤った知識を植えつけるだけです。子供は子供同士で遊んで居ればよいのですが、構って欲しくて大人の場所に来たガキは説教して叩きだす必要があります |
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