王立球技場


2003年第六節予想


今回は各メンバー多忙の為、DD戦略研究所長と大王(関京戦のみ)のレポートです。

関西大VS神戸大

不安定な関大攻撃と、『堅守』神戸守備。

関大攻撃
甲南守備相手に2TDを挙げた関大攻撃ですが、獲得ヤードで上回りながらボール所有時間で下回っているのは問題点
が改善されていない証拠でしょう。得点能力をバックスに頼っている現状では、この不安定さを改善することはほぼ不
可能です。となれば、如何にして『一発』が出やすいようにするか=大谷へのパスに繋げるかが攻撃の考え方になるで
しょう。ブロッカーの多いor集中できるプレー、例えばブラスト、スイープ等で中央左右に揺さぶりをかけつつ、守
備の集中をなるべく前面にもってくるような展開が必要となると思われます。
パスではスクリーンの使用が有効ではないかと思われます。関大OLと神戸DLとの力量差を考えると良いチョイスで
はないかと。結果的にDLのラッシュが弱まり、LBのブリッツも入り辛い状況が出来上がれば大谷へのパスで仕上げ。
1試合通じての試合運びの巧みさが見所になるかと思います。

神戸守備
同志社を2TDに抑えたもののドライブされる場面が多く、結果的に自身の体力を削って最後は力負け…という印象で
した。4回もファンブルを抑え、結果2TDであれば、敗戦の責は攻撃の方がより多いと言えます。
しかしながら12回3ダウンまで追い詰めながら9回もフレッシュを許していることは、残念ながら勝負弱い証拠でし
ょう。関大攻撃に対してですが、特に二線目以降の選手が手数の多さに混乱しないことが大事でしょう。
体型、モーション・シフトにより多彩に見える関大攻撃ですが、プレーのバリエーション自体はそれ程多くありません。
見た目に惑わされず、個々の仕事をきっちりとこなすことがより重要でしょう。
DLは闇雲にメイジラインを割らず、OLを押し込みリードで対応すること。今までの試合ではペネトレイトしたとこ
ろで有効に動けていないことが多く見られます。攻撃の得点力を考えると失点しないことは勿論のこと、好フィールド
ポジションを与えることが出来るよう努力したいところです。

刻みすぎる神戸攻撃と、順調な関大守備。

神戸攻撃
立命戦同様QB多和が先発。課題だったランプレーの精度も順調にあがっており、確実に成長の後が見えますが、まだ
1回生ということもあり、まだ攻撃を引っ張っていける存在とは言えません。攻撃として頭が痛いのはミドル〜ロング
ゲインを計算できるプレイが存在しないことでしょう。
1発ロングゲインのみに頼るようではいけませんが、短く刻んでのドライブではプレイ数が必然的に多くなり、ミスを
起こす可能性が増えます。また、守備同様勝負どころに弱いところも問題でしょう。常に接戦を演じながらも勝ちきれ
ないのは3down、ゴール前等で勝負に勝てていないことが敗戦に繋がっているのだと思われます。
要所でどれだけパスを決めることができるのかが、勝敗を分ける鍵となるでしょう。
計算のたつランプレーでセカンダリーがなるべく早く上がらなければならないような状況を如何にして作り出すか。
スイープでWRのクラックを使用し、LBのサポートを遅らせる等、可能な範囲で外で勝負したほうが有効と思われま
す。能力的に恵まれながら勝ち星のない神戸ですが、精神的な脆さを払拭しきれるのかどうかも見所かと思います。

関大守備
前節復調した甲南攻撃を1TDに抑えた好調の関大守備陣。相変わらず守備チームとしてのレベルの高さが目に付きま
す。神戸と対戦するにあたり要注意なのはやはりランでしょう。ライン戦では劣勢が予測されるので、インサイドでの
プレーに対する対応は必要となるでしょう。
オープンに関してはスピード負けしているわけでは無いのでLB陣の早い集まりで対応。
QBが多和ならば、アライメントで霍乱するような工夫もあれば優位に展開できるかと思われます。
目標の4勝に向けて落とせない試合。どのような対策を立ててくるか楽しみなところです



同志社大学VS甲南大学

得点力に欠く同志社攻撃と、上向きの甲南守備。

同志社攻撃
豊富なタレントを生かし立て続けにドライブするものの、やはり最後の詰めで得点に結び付けられない同志社攻撃。
また前節の試合ではファンブルロストが4回と、獲得ヤードでは倍近く稼いでおきながら苦戦する原因となりました。
永富が完全復調すればランはかなり楽になりますが、決定力としてはやはり苦しいところです。
現状のまま攻撃を展開するとなればFGの成功率を上げる必要がありますが、K山下は飛距離は問題無いものの精度は
低く、よほどの成長が無い限り計算に組み込むことは出来ないでしょう。決め手はパスに求めることになりそうですが、
比較的安定しているクイック系のパスでなるべく攻撃有利な状況を作り出す必要があるでしょう。展開によっては元Q
Bである奥野を絡めたスペシャルプレーなども用意しておきたいところ。点数に結びつくかはわかりませんが、派手に
ボールの動く試合になりそうです。

甲南守備
関大相手に接戦を演出した甲南守備。ライン戦で圧倒されない限りはLB山本を中心とした堅い守備が展開出来そうで
す。対同志社攻撃を考えても、相手OLに勝てるかどうかが焦点となるでしょう。同志社OLにコントロールされるこ
とになるとかなり厳しい展開となるでしょう。ライン戦に勝った上で、水野、永富、奥野と豊富に揃ったバックス陣の
オープンを封じることが重要。また1試合を通じての確実なタックルは必須です。
パスに関してはブリッツの入れ所が難しいところです。水野はブリッツを確認したところで欠片もプレッシャーを感じ
ていないようなので、ブリッツを入れるなら=サックを狙うようなコールとなるでしょう。ブラインドサイドから、若
しくは極所的にブロッカーの数を上回る守備選手の投入等、積極的にサックを狙いたいところです。
オープンラン、パスラッシュともにキーになるのはDEの働きでしょう。彼らが簡単にキャリアをオープンに逃がさな
ければ、甲南守備はかなり優位に立てるかと思われます。


地力を見せだした甲南攻撃と、アグレッシブな同志社守備。

甲南攻撃
前節敗戦とは言え、息を吹き返した感のある甲南攻撃。吉田がいるパスユニットに加え、立命戦から中央のクイックヒ
ットが良く出ています。ただ山本のTB起用はある程度成功しているものの、同志社攻撃を考えると守備に専念させた
ほうが良いのではないかと思われます。3〜5y程度の精度の高いパス中心にLBを散らしつつ、満遍なくプレーを展
開し的を絞らせないていく必要があるでしょう。前に突っ込みがちな同志社守備に対しては、スクリーン、アンダーニ
ースへのパスの使用も考慮すべきだと思われます。最終的には空中戦に持ち込みたいところなので、同志社の守護神仲
田をどう攻略するのかもひとつの見所。相手の血気盛んな様を嘲笑うかのようなプレーコールに期待します。


同志社守備
高いレベルで安定しだした同志社守備。要所にキーとなるプレイヤーがおり、かなり強力な守備となっています。
どちらかと言うと積極的なプレッシャーで止める傾向が強い同志社守備ですが、甲南攻撃がパス中心である以上、これ
がどちらに転ぶか分かりません。パス中心のチームに対しては悉く敗戦しているだけに、プレッシャーをかけに行った
選手の穴埋めができておらず、結果としてパスカバーに難を残すことになっているのではないかと思われます。プレッ
シャーをかけた為に空いてしまったゾーンを狙い撃ちするような早いパスできた場合は、敢えて引き気味に守ることも
必要となるでしょう。また近大同様格下の相手に対し舐めてかかる傾向があるので、慢心には要注意です。
1試合通して高い士気でプレーすることを望みます。



近畿大学VS立命館大学

ラン偏重の近大攻撃と、『?』立命守備。

近大攻撃
相も変わらずの土手下一辺倒。QBは二枚看板と言えば聞こえは良いものの、どちらも決め手に欠ける状態です。
現状のままでは勝つことはかなり難しいと言わざるを得ません。
急務なのはやはりパスの確立。レシーバー陣は決して他校に見劣りするようなメンツではありません。アスリートレベ
ルで立命に対抗できるチームであり、バランスアタックが展開できるだけで攻撃は様変わりするでしょう。必ずキーと
なるであろう「土手下のランをフェイクしてのパス」を使用するにあたり、どれだけパスの精度が高められるのか。
初の甲子園出場に向けて後は無くなりました。「必死」になった近大を見せて欲しいところです

立命守備
京大を0封。結果は良いのですが、京大攻撃に対して不用なまでに構えすぎたのか、自分達からリズムを崩していたよ
うに感じられました。攻撃が不安定な為、神戸戦の時くらい守備で圧倒したいところです。
近大攻撃に対してですが、なんといっても土手下を止めることです。現状土手下頼みの攻撃をしていることもあります
が、安倍のパスが復調したところで攻撃の主軸はランになるでしょう。フロントのランストップは強力な為、フェイク
等のパスに対しどれだけ正確に反応できるかが課題でしょう。ランに偏重するのでは無く、ランパスイーブンに守って
土手下を止められる位の凄さを見せ付けて欲しいところです。


ラン不振の立命攻撃と、パスカバーに不安な近大守備。

立命攻撃
目まぐるしくルックを変える京大守備に翻弄された立命攻撃。ラインの力量差の為か、1発を許さないディフェンスに
対し反則が多発。リズムに乗れないまま前半は敵陣からスタートしたシリーズの1TDのみとなりました。
結果的に昨年同様31点を挙げましたが、その内容には天地の差があると言えるでしょう。
近大守備はショットガンに対しあまり有効に守れていない為、試合自体は優位に運ぶ可能性が高いでしょう。
ランに関しては前節近大の守りが甘かったオープンが中心になるでしょう。しかしスピード勝負では近大も負けるわけ
では無いので、どこまで通用するかは分かりません。ミドルのシームを狙うようなパスを中心に投げることになると思
いますが、高田がプレッシャーから逃げ、投げられるかどうかだけが問題となります。また会場が長居球技場とこのカ
ードでは立命の鬼門。立ち上がりで良いドライブができなければ、実力差以上に苦しい試合になるかもしれません。

近大守備
前節関学攻撃に翻弄された近大守備。春からショットガン対策が出来ていないようです。
春の立命戦で終始ミドルのパスが通り続け、同志社に苦戦、関学に敗戦したのもそのあたりが原因かと思われます。
パスカバーの問題点は立命守備と同様、ラッシュに入ったメンツの穴埋めができていないことに起因するのでしょう。
京大守備=多彩なルックによるによるプレッシャー守備を模倣しつつ、どこまでパスカバー能力が上がるのか。
波に乗れば強く出鼻を挫かれると脆い近大だけに、序盤に何か仕掛けてくる可能性は高いでしょう。




関京戦

復調の兆しあり関学攻撃と、健闘京大守備。

関学攻撃
以前としてこれまでと同様の問題点は残るものの、修正されつつある関学攻撃。
まだ力強いとは言えませんが、かなりマシにはなってきました。
対京大ですが、京大守備は恐らく対立命戦で見せたパッケージをそのまま使用してくると思われます。
関学はパスが中心となると思われますが、QB出原がどこまでカバーを読みきれるかが勝負の分かれ目となるでしょう。
出原は立命高田と違い経験浅く、機動力もずば抜けて良いとは言えない為、立命同様のラッシュを許していては勝機は
無いと思われます。ミドルのパスならばブロッカーを増やしてプロテクションの強化につとめる必要があるでしょう。
ランはドローとQBキープ位か。ブロックに余り期待できない以上、ある程度ランは切り捨てて考えるべきでしょう。
RBはブロックを強化する、ホットレシーバーとして使用する等、パスを通す為に利用したほうが有効だと思います。
守備に期待できる分、なるべく点の取り合いになるような展開に持っていきたいところです。

京大守備
前節対立命用守備としてこれまでとは異なるシステムを利用してきた京大守備。
最終的には過負荷となり崩れてしまいましたが、この対応は伊達に3強と呼ばれている訳ではないと言うところを見せ
つけられました。関学攻撃が立命と似たような攻撃をしている以上、対立命用パッケージを流用してくるでしょう。
問題点はLBのパスカバーとモチベーションのみ。
LBの問題は、結局1枚足りないというところが解決しない以上、何かを犠牲にするしかないでしょう。
ラッシュを強化するのか、カバーを強化するのか。DBで見所のある選手がいれば、その選手を投入するのも一つの手
でしょう。また今年を通じて目標としてきた立命に敗戦したショックが払拭しきれているのかどうか。
前節同様の気合の入った守備を望みます。


自滅した京大攻撃と、対立命の準備が進む関学守備。

京大攻撃
前節立命守備の混乱ぶりからも、京大攻撃が周到に準備を進めてきたことは伺えました。
しかしながら繰り返されるフォルススタートの反則と、度重なるパスミスにより、自ら勝機を失してしまいました。
ランである程度稼げながらも5y罰退は重く、結果としてFGを蹴ける位置まですら進めませんでした。
パスは完全に川並の責任でしょう。特にTE東はフリーになっている場合が多く、失敗した時ですらレシーバーに責が
あるようには見えませんでした。関学に勝利するにはロースコア勝負に持ち込むことになるでしょう。
ランに関してはOLのブロック力が上がっており、従来のホールに雪崩れ込むようなブロックが復活している点は心強
いです。立命戦のような中央からオフタックル付近をラインのパワーで押し切ってゲインするようなランが、プレーの
中心となるでしょう。ただ安定しているとは言い難い守備陣の為、パスの精度向上は必須。レシーバーは空いているの
で後は川並の努力のみです。優勝候補に敗戦した今、未だ本気で優勝を狙っているのかどうかが問われる試合となるで
しょう。

関学攻撃
土手下の中央へのランをケアしたのか、4−3で守備を展開した前節関学。
対立命を考えると、守備が安定して複数のアラインを展開できるのは大きなプラスでしょう。
敗戦から急速に建て直しが図られた守備は、立命に次ぐ強力さを誇っています。
京大の攻撃を考えるとラン中心の展開が予想され、この試合も4−3を主として使用するのではないかと思われます。
4−3からのブリッツパッケージの精度を上げ、その成果を試す為の試合になりそうです。
優勝まで後が無いこと、上位対決第一ラウンドを白星で飾ったことで意気は上がっているでしょう。
春勝ちながらも内容的には完敗しているだけに、内容の伴った勝利を望みたいところです。

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関京戦2003(大王編)

KG攻撃と京大守備

KGSGは徐々にバリエーションは増えてきている。依然として精度に問題は残るが(ラインとバッ
クスのコンビネーションなど)、なかなか面白い。近大戦でセットバックをほとんど用いなかった点
からSGに対するある程度の自信とも開き直りともみられる姿勢を感じる。悪くない状態だと思う。

・SGスプレッド(ワンバック)から
  トラップ
  カットバック
  ミスディレクション
  QBカウンター
  RBスロードロー
  RBトス

  リードオプションのパッケージでは
  リードオプション からのアクションパス
  リードオプション からのSBリバース

・2バックSGから
  クリスクロス
  クリスクロス フェイクのパス
  カウンターオプション

近大戦で見られたのはOL強化の為の対策である。ダブルスロット体型をいじって片方のSB(TE
登録選手)をTの後ろにセットさせ内側にプルインさせRBのリードブロックもしくはパスプロに投
入する。ランプレーにおいてはバックスとのタイミングが悪く爆発力は見られなかったが興味深い。
ただし結果的にダウンフィールドにでるレシーバは3枚に減ってしまう(SBがブロックの動きから
ディレーで出る手はあるが)。87年のKGが攻撃ラインの完成度に問題を抱える中、スプレッド体
型からランとパスを搾り出す工夫を見せた構図とにている。あの時もチーム内リーディングレシーバ
となったTEを徹底してブロッカとして使いつづけた。個人的には第一節にTE投入されたDE#4
4の本格投入を期待している。
どうしてもラインの強さで出せるプレーが少ない為、ランはラインの外側もしくはドロー系。つまり
「ラインがブロックで勝利」ではなく「ラインが邪魔している間にバックが勝手に走る」というプレ
ーを狙い、パスでもキャッチアンドランを期待したいところだ。WRでは#18がエース。スピード
もさることながら、ファーストタックルを受けてからの力強さは異常。当たられてから強い。リバー
スで持っても恐いし、元QBだけにパスもある。何か一つは仕掛けるだろう。

京大守備はQBにプレッシャーをかけ続けるだろう。立命戦では後半突き放されたが強力なラッシュ
でプレーを成立させない、もしくは反則(ホールディング)を誘う狙いでくるか。DB対WRの勝負
ではなく前で潰したい。立命OLとKGOLでは比較は難しいが、パスユニットの完成度を考慮すれ
ば、そう簡単にKGのプレーは出ないと思われる。仮にドライブされてもゴール前での強さの無いK
GはFGどまりになる可能性が高く、京大としてはロースコアで勝負できる可能性が高い。QB出原
に走らせる展開に追い込めば勝利が見える。散発的に成功するKGのミドルパスに慌てない事だ。


KG守備VS京大攻撃

一方の守備は近大戦では4DLで通したが、実はここで#92の位置がミソである。#91,#92
,#90,#95のアライメントだが後半からスナップ前に#92がドロップしLBにさがり3−4
に変更。ここからディレイドで#92がブリッツを入れている。タイミングの遅いドローやスクリー
ンにも反応できるので面白い。ゲインは許したが近大のスクリーンに対するファーストタックルをL
Bに下がった#92が見せるシーンがあった。守備では生田の成長が大きい。おかげでDTが生きて
きた。LBも圧迫される事が減り、おかげでSFも思い切った動きができるようになった。SF#2
3もランサポートは合格だろう。守備は総じてタックルが堅実になってきたのは好材料だ。

さて春の対戦ではDLに#44、#95、#90とならぶ3−4に対して京大OLが最後まで押しつ
づける結果となった。この試合の観戦記でも書いたが、8メンで対抗はしたがあえて4DLは回避し
たように見られた。この秋の対戦はどうか。京大パス攻撃の最も安定したターゲットであるTE東へ
のパスを考慮すると3−4で対応したい気もするが春はそれでも通されているケースが散見されたの
でなんとも言えない。全般的に2列目以降の動きが良くなってきたので4−3で対応する可能性が高
いか。
*懸案だったDBもSF#37星田の前節での4パスカットやCB投入可能な選手が#17、#8、
 #27、#86(岩城)、#80(藤井)と揃い層が厚くなってきた。3年生以下が多く守備バリ
 エーションを一気に増やせる状況になったのは好材料だ。

京大のインサイドプレーにどの時点で対応できるようになるかがポイントだ。速い時間帯からFBの
プレーやTからのプレーに対応できるようだとKG守備は楽になる。打開策としてはかつてはオプシ
ョンのバリエーションがあった京大だが、今年は攻撃の軸とはなりえない。オプションを増やしてく
ればQBキープを強要する守備でKGは対抗するだろう。
ある程度の失点は許すがそれ以上は抑えられるだろうKG守備だが、それに対して京大が勝負に出る
としたらQBスイッチか。御澤は経験不足だが走力のある金沢投入は面白いかもしれない。
シンプルなラン、パスで勝負にでる今季の京大だが、それゆえ劣勢になると淡白になる面が見られる。
川並が開き直ってプレーできれば奇策にでなくとも勝負できるように思える

KG攻撃のキーマンは密かに#85、交代の#89。守備では#92,交代が予想される#44あた
りになるだろう。要注目だ。展開としては、関・京双方の準備が良ければロースコアか。そしてロー
スコアは京大のゲームになる。

以上

ボヨヨン王国
BOYOYON KINGDOM