第一節はこうなる?
近畿大VS神戸大
技の神大 力の近大
好ゲーム間違いなし
今節随一の好カードである。神戸は得意のディフェンシブなゲームプラ
ンでのぞむだろう。京大攻撃を苦しめた大型DLを中心に近畿のランア
タックを抑えられれば面白い。一発を許さずに、又ドライブを許しても
失点を避け続ける事ができれば勝機アリだ。一方の神戸攻撃は決して爆
発的な得点力がある訳ではない。かつての井場、中島、仁科、朴木ら1
発のあるランナーは見当たらない。また昨年の伊藤のような攻撃の核と
なる選手もいない。しぶとくしぶとく前進する攻撃だ。
この攻撃に対して近大守備が最後まで集中力を保てば近大の勝利の可能
性は高い。かなりメンバーの入れ替わった近大守備だがスピードでは神
戸に劣る事は無い。確実にこなしていけば近大が大量失点する可能性は
無い。となると近大攻撃がどこまで得点できるかにかかってくる。幸い
ツインQBは経験豊富で、大崩れする事は無いだろう。WR松永という
飛び道具を失ったが重戦車:杉田らバックスは揃っている。7点、10
点では満足せず14点以上の点差をつけて4Qに入りたい。
さて劣勢を予想される神戸だが、その神戸の強みとしてゲームプランと
プレーコールの良さが上げられる。NEBで経験を積んだコーチ陣の腕
の見せ所だ。仮にこの試合を完璧にプラン通り進められれば、今年の神
戸は想像以上に手ごわいチームになる可能性がある。もちろん逆にプラ
ンを実践しきれなければ大敗の可能性もありそのまま勢いを落としてい
くかもしれない。ここは注目点だ。
前半をイーブンで折り返せれば神戸のペース。近畿が大量リードならそ
のままゲームは終わりだ。いずれにしても両チームの今季をうらなう上
で重要なゲームとなるだろう。
普通に考えれば近大有利なのだが、どうもこのカードはすんなり行かな
い。確かに近大の優勢は変わらないのだが、最後にロングパスで勝利し
た98年の対戦や、逆に神戸の逆転ロングドライブを許した99年など
結構もつれる。前年順位からもわかるように実力的に(実は)よい勝負
になってはいる。最大の魅力は両極端なチームカラーの激突だという点
だ。皆、フットボールは面白いぞ。スタジアムに行こう!
京都大VS甲南大
ベールを脱ぐか攻撃陣
鍵握る両チーム先発QB
隠しつづけたQB川並を出すかどうかで今年の京大の意気込みが判断で
きる。出さなければ京大は真剣に優勝を狙っていると考えていいだろう。
正直、現在の力関係では京大はエースQBでなくても、なんとか逃げき
れるだろう。数十年ぶりの「死んだふり」作戦の復活となるかどうか。
京大のゲームの中心になるのは、まず強力な守備。そしてキッキングだ。
終わってみれば点差はついていないが、試合を見た印象では甲南に勝機
は最後まで感じられなかった.....そういう感想を持つようなゲー
ムになるような気がする。そしてそうなると「今年の京大は要注意」と
なる。
この春明るい材料の少ない甲南だが京大同様、春は確認できていない部
分が多い。従って攻撃のスタイルも予想しがたいのだが、オプション主
体の攻撃になることが予想される。オプションのムーブメントからのT
E吉田へのパスが鍵だが、一頃に比べてスキルポジションの駒不足が心
配だ。吉田へのパスによる散発的なゲインで終わるようであれば甲南は
苦しい。サイズアップした攻撃ラインが唯一の期待だが京大守備あいて
にFBのプレーを出せるかどうかにかかっている。
一方の甲南守備は京大攻撃相手にロングゲインを立て続けに許すようで
は厳しい。守備に不安を抱える甲南は点をできるだけ取りつづけたいと
ころだが。それと、甲南は新体制になって最初のゲームだ。どこまで力
をつけて臨めるかで首脳陣の「チーム作りの方針、状態」が確認できる。
好ゲームを演出できれば今後、甲南の逆襲もありだろう。ハナから攻守
ともに撃たれっぱなしでは昨年以上に厳しいシーズンになる。
立命館VS同志社
立命ショットガン爆発か
どこまで粘れるか同志社守備
攻撃バックスを殆ど失った同志社攻撃。関西トップクラスのRB,WR
の損失はなかなか埋まらないだろう。QB水野のパスアタックは期待は
できるが、立命の高速DB相手にはどこまで通用するか疑問だ。また今
年の同志社としてはパスでゲインできなければ、そもそもドライブが苦
しくなる状況である。無理矢理ランプレーを出す展開にしなければパス
も通せなくなるので、いかにランを出してくるかがキーになるだろう。
ポイントゲッターの少ない中、QBのランにも期待できるが層の薄さと
負傷を考えるとコールしにくいか。それでも思い切った攻撃を見せて欲
しい。
一方の立命攻撃は完璧だろう。ショットガンからのミドルパスの連発、
RBへのダイレクトスナップからの好ゲインが目に浮かぶ。同志社守備
としては対SG守備がと同時にゴール前守備に期待したい。パスやラン
でイージーにロングTDを許すようでは前半から点差は開くだろう。し
かし一発TDを許さなければゴール前での力勝負になる。大量失点を防
ぐ意味でも失点しても時間は稼ぎたいところだ。立命の不安要素として
は豪雨になった場合SGがどこまで機能するかという事ぐらいか。
以 上
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